【攻めの誘いが奏功】エビ撒き釣りで根魚を狙う!

寄稿:竹村勝則

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

大阪・泉南マーブルビーチ

泉佐野の関空連絡橋付近から、樽井付近にかけての沿岸は、今さら言うのも何だが、大きく様がわりした。

人工の浜(マーブルビーチ)には、白い玉石がビッシリ敷かれ、海辺のりんくう公園にはスケートパークやバスケットコート、ハートスロブというアスレチック、レストラン、カフェや宿泊施設、温泉、海水浴場まであり、若者で賑わっている。

アスレチック施設「ハートスロブ」

一見、釣りには不似合いな場所のようだが、浜には数本の波止が出ていて、常連さんが釣りを楽しんでいる。

今回、出掛けたのは、臨海道路の樽井浜口北信号を曲がって、駐車場に入ってすぐの波止。

波止が2本並んでいて、右が切り石の石積み波止、左がコンクリート波止。

コンクリート波止の方が、ほんの少しだが長く、先端の少し手前に左右ともに、テトラが少し入っているので、ここで釣ることにした。

先端では、毎日のように釣りに来ていると言う女性が、カワハギ釣りをしていて、10cm級のカワハギを4尾ほど釣っていた。

日没後にアタリが出始めた

こちらは、夕方からの半夜釣りで、メバルにガシラ狙い。

波止先端右のテトラ際へ、シラサエビを撒きながらウキ釣り。

秋は日暮れが早く、16時45分頃に日没。

その約5分後に、ウキがススーッと入る初アタリ。

タナは1ヒロにしているので、メバルがきたと思ったが、上がってきたのはガシラの18cm。

17時前にもガシラの15cmがきた。

その後、アタリが2回あったが、2回とも素針を引いたので、次のアタリがきた時は、少し糸を送ってから合わせた。

タイミングはバッチリだったが、釣れたのはグレの16cmだった。

時合にアタリが頻発

電気ウキの明かりが鮮明に見えるようになって、アタリがよく分かる。

ウキがスーッと入る大きなアタリがきたので、すぐに合わせた。

タイミングはバッチリのはずだが、素針を引く。

また小型グレかと思い、次のアタリがきた時は、水中に入ったウキが、止まるまで待ってから合わせた。

今度はタイミングがバッチリで釣れたが、上がってきたのはグレやメバルではなく、ガシラだった。

それも大口ガシラの口の端っこに、ちょこっと針が掛かっているだけ。

好時合とあってアタリが頻繁。

気持ちよくウキがスーッと入る。

早合わせすると空振りするので、十分食い込ませてから合わせるようにした。

遅合わせしても、針は口の端っこに、ちょこっと掛かっていることが多かった。

小型ガシラならともかく、キープサイズの18~21cmが、このような食い渋ったような食い方をするとは思いもしなかった。

攻めの誘いが好釣果に繋がった

仕かけを打ち込んで、そのまま待っていたのでは、なかなかアタリがこないので、かなり頻繁に誘いをかけるようにした。

待ちの釣りより、攻めの釣り方がよく、アタリがきて、メバルは少なかったが、ガシラは20尾ほど(半分はリリース)釣れた。

この波止の隣にある、石積み波止の先端も釣りたかったのだが、残念ながらエサ切れで21時に納竿した。

アクセス

 

この海岸は1kmにも及ぶ浜で、北側のマーブルビーチは白い玉石ビッシリの浜、その南のタルイサザンビーチ側は砂浜になっている。

その浜に4本の波止が出ていて、北から2本目を先に見に行った。

ここは広い石積みで30m(幅は約10m)ほど出ている。しかし、先端周辺でも底が見えるほどなので釣りはしなかった。

そこから300mほど南に2本の波止が並んで出ている。右側が石積み波止で先端はコンクリート。左側の波止はコンクリートで長さ約100m、幅は約10m。

この波止は、先端のすぐ手前の左右ともにテトラが少し入っている。 先端周辺は水深もあるし、水面までも近いので釣りやすい。

波止の先端周囲が、メバル、ガシラの狙い場になる。

ほかに青物、タチウオも狙える。

車は臨海道路の樽井浜口北信号から入るとよい。

駐車場は1時間400円、以後1時間200円。24時間最大1200円。

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