宮本 安男（みやもと やすお） プロフィール
奈良・室生ダム湖の状況をお届け！
1月15日現在、室生ダムはほぼ満水の状況。
水位は、昨年11月1日のワカサギ解禁当初に比べ、約15m上昇している。
よって、釣り場は探すのに苦労するほど減っている。さらに、この水位は今年5月まで続くとのことだ。
ワカサギは、浅場より深場で群れるため、この水位ではノベ竿では釣り辛くなり、投げ竿が有利となる。
現在、室生ダムでの釣り場としては…
・赤人橋下（事務所裏）
・赤人橋入江のヘラ台
・赤人橋すぐ下方の三幸園下ワンド
・三幸園下ワンド下方のカーブミラー下
・事務所から上流約300mの金網フェンス前
・事務所から上流の下戸橋を渡り右に入った所のポンプ小屋前入江
などがあるが、実際、釣れているのは、赤人橋下、赤人橋入江のヘラ台、三香園下ワンドぐらいであり、ほかは釣り人があまり入っていないため、釣れるかどうかは、やってみないと分からない状況だ。
赤人橋下（事務所裏）
そんな中、今回は、1月3日と1月15日の釣行の模様をお伝えしたい。
ポイントは三幸園下ワンド
1月3日の9時頃に、三幸園下ワンドに入ったところ、先客はいなかった。
釣座を構えていると、2人の釣り人が来て、私の左右に入った。
私の右手は、後ろに大きな松の木が横たわっており、非常に釣り辛そうではあるが、ほかに入る場所がない状態だ。
昨年はこの入江の先端に4、5人は入れたが、今年は、水位が高いため入れない。
当日のタックルは、波止用2.7mの2号振り出し竿、道糸2号の小型スピニングリール。
仕かけは全て自作の10本針（針秋田狐2号、ハリス0.4号2cm、幹糸0.8号）、ラセンオモリ2号、発泡ウキ2号。
ウキ下を2ヒロ取り、約30m沖に投入。
これも自作の竿差しに竿尻を入れて、アタリを待つ。
自作の竿差し
アタリがなければ、ウキを手前に動かし、誘いを入れる。
この日は、晴天無風で、気持ちのよい日であったが、だいたいどの魚も（アユの友釣り以外は）曇りの方がよく釣れると、常々思っている。
この日は昼頃まではアタリも少なく、5、6分に1尾釣れる感じで、昼までに26尾だった。
昼を回り、少し曇り、風が出てきた頃から、急にアタリが出始め、ウキが上下にピョコピョコとよく動くようになってきた。
アタリがあっても、すぐに上げるより、少し待って追い食いをさせた方が効率はよいので、ゆっくりと上げると、2連、3連の時もあった。
投げても常にウキを動かして誘いを掛けた方が、釣果に繋がると思われる。
この日は、15時半に納竿したが、釣果は137尾だった。
飛ばしウキ釣りのよい所は、ゆっくりとウキを眺めて、その動くアタリを楽しみ、何尾掛かっているかを想像しながら遠くにある仕かけを巻いてくる所かと思う。
続いて、1月15日、今年2回目の室生ダム釣行。
9時頃に三幸園下ワンドに到着。
先客はなく1人であった。
三幸園下ワンド
釣座などを準備して、9時半に釣りスタート。
今回は、竿を2本出すことにして、それぞれ10本針仕かけとした。
沖に20mと30mに投げ分けて、誘いを掛けながらアタリを待つが、ウキはピクリとも動かない。
本日も快晴無風で温かい。
昼まで2本の竿のウキは動かず、気持ちが萎えかけた昼過ぎに、やっと、手前に投げていた竿のウキがピクピクと上下して、待望の1尾が釣れた。
やっと群れが回ってきたか、と気合を入れるも、後が続かず、ポツポツと単発で1尾ずつ釣れたり、釣れなかったり。
こうして時間が過ぎ、16時まで粘ったが、結局竿2本出して、26尾という貧果に終わった。
アクセス
■交通…大阪方面からは西名阪道、名阪国道を利用。針ICで降りて、国道369号を進み、国道165号を左折。コーナン榛原店を過ぎて右折しダム方面へ。赤人橋南詰に室生ダム・釣り管理事務所（鮒屋）。
■期間…11月1日～2月末
■料金…日券1000円、年券5000円。入漁券は赤人橋南詰の鮒屋で購入可能。エサ、仕かけなども常備。
