こんな時期に、大型のカマスが釣れてるって本当? 現地での検証結果やいかに…

寄稿:nomi

nomi(ノミ) プロフィール

釣場速報本紙でお馴染みの、釣りに対するさまざまな疑問を解決する実験的な試行も試しているマルチアングラー。OCTOPLASHERなど数々のバンドでギタリストとしギターを日々弾きマクリ。山豊テグスフィールドスタッフ。

この時期になぜ? 大型のカマスが釣れていると聞きつけ、現地へ向かう

カマスは小さな魚をエサにするフィッシュイーターであり、ルアーにも果敢に攻めてくるターゲットである。

歯が鋭く、いかにも強そうな細身の魚だ。

本来であれば、春秋のまずめ頃に回遊があり、釣るイメージがある。

しかし、南紀の方でかなりの大型がこの時期に入ってきていると言うウワサを聞き、現地へ行ってみた。

レンジを探ってみる

到着したのは21時頃、まずめ時に表層をミノーで巻いて釣った記憶しかなく、まずは表層をミノーで狙ってみるも、特に反応なし。

ジグヘッドに替え、0.6gの軽めで表層付近を巻いてくると、コンっというアタリがでた。

そして、何度か表層を引いてくるとカマスが姿を見せてくれた!

その後も表層を探っていくが、さほどアタリがでない。

サイズも30cm未満で、大型の姿が見えない。ちょっとレンジを下げてみるため、ジグヘッドを1.2gに変更し、カウント10辺りでダートさせてから、巻きを試してみると、ヌーンというアタリが!

リーダーには傷が入って、間違いなくカマスのアタリである。

当たりのレンジで、連発モードへ

レンジを5~10カウントで探ってみると、見事に連発モードへ。

そして、合わせた瞬間、ドラグが鳴りマクる個体がヒット!

寄せてくると、シーバス? と思うサイズが水面に現れた。

タックルがライトゲームタックルだったため、抜き上げるのを躊躇したが、タモも持参していなかったため、慎重にタイミングを見て抜き上げると、ウワサ通りのジャンボカマスが姿を現した。

こんなサイズが陸っぱりから釣れると、結構ビビってしまう。

その後も40cmオーバーも時おりまじりつつ、よい感じで釣れ続いた。

最近、話題のベイトとフィネスライトタックルでも楽しめた。

今回のノミラボ実験結果は、「こんな時期にカマスが湧いていた!」であった。

まずめ時に狙う魚のイメージがあったが、日が完全に落ちてからも通常のライトゲームの誘いで釣れ、ワームでもプラグでも釣れるこの状況は、非常に楽しい。

食べ方は、一夜干しがオススメ

食べる分を持ち帰り、大きなカマスを一夜干しにしていただくと、これまた、何ともお酒によく合う。

焼いて食べると絶品!

なぜこの時期に湾内にカマスが湧いているのかは不明だが、今ならアツい釣果が期待できるので、少し足を伸ばして、南紀へと行ってみてはどうだろうか。

この実験で今日もギターが冴えるぜ! ギュイ〜ん♪ だれかがやらねば。

(※実験結果は素人感覚のため、必ずしも同じ結果が出るとは限りません。)

使用したタックル

ロッド:ブラックスターソリッドモバイル S59-S、ブラックスターソリッド2NDジェネレーションB53-S
リール:ヴァンキッシュC2000HGS、アルファスAIR TW8.6L
ライン:ファメルPE エリア 4・0.3号、アオリイカカラーズ8・0.5号
ジグ:タッチダウンEX 0.6~1.5g

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