【オニカサゴの釣り方】本当の名前は「イズカサゴ」! 美味しい魚の釣り方を紹介

高級魚として知る人ぞ知る魚「オニカサゴ」。オニカサゴは地方名で、標準和名を「イズカサゴ」と言う。

今回は京都・宮津沖のオニカサゴ釣りをご紹介。

宮津沖では、水深100m前後で釣れることが多い。根魚と言うと、水圧の関係で途中から浮き袋が膨らみ、引きが弱くなり、プカッと浮いてくるイメージだが、オニカサゴは浮袋がないため、海面まで引き味を楽しむことができる。ただし、その分バレてしまう可能性が上がるため、注意が必要だ。

オニカサゴは天ビンズボで狙う

オニカサゴは天ビンを使用したたズボ釣りで狙う。針数は2本程度。オニカサゴは小さな根が時おりある、砂泥地帯に生息していることが多いため、比較的根掛かりは少ない。

仕かけ図

使用する天ビンとオモリ

エサ~サバの切り身が◎

エサに使用するのは、魚の切り身が基本。特にサバの切り身が身持ち、食いともによいとされる。ほかにもカツオのハラモ、後はイカ短やホタルイカを使用する人も。

サバの切り身

エサ付けはチョン掛けでよい

タコベイトはアピール力が高まるのでよい

釣り方

①仕かけを下ろす
②着底したら糸フケを取る
③再度底取りし、そこから仕かけ分リールを巻く
④時おり竿を上げ下げして誘う
⑤アタリがあれば合わせよう!

釣果アップのコツ

オニカサゴは基本的に動かず、エサが目の前にくるまでじっとしていることが多いとされている魚だが、目が横ではなく、上部に付いており、自分よりも上にあるエサに飛びついて捕食する。

特に大型になればその傾向が強いため、ずっと底をトントン叩くより、仕かけ分底を切って、竿の上下でエサをフワフワと漂わしてやるのがよい。

また、居食いすることもあるため、根掛かりと思っていたらオニカサゴだったなんてこともしばしば。そのため、向こう合わせではなく、アタリがでたらしっかりと合わせることが大切。

浮き袋がないオニカサゴ

通常の根魚には、浮袋があるが、オニカサゴには浮き袋がない。そのため、最後まで引くので、油断は禁物。一定速度でリールを巻こう! また浮袋がないため、クーラーボックスに海水を入れ、そのまま生かして持ち帰る人も。

オニカサゴは活けで食べると、より絶品のようだ。その際は、トゲに毒があるため、捌く時には注意しよう。

 

オニカサゴの食味は絶品! 釣って、食べて、オニカサゴを満喫しよう!

 

■取材協力:裕凪丸

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