釣って楽しく、食べて美味しい「イカ」。

中でも、福井エリアで「マイカ」と呼ばれる「ケンサキイカ」は、身が柔らかく、また甘味があってとても美味しいイカだ。

今回は筆者が実際に、福井・敦賀、色浜港から出船している泰丸に乗船してきた。そこで教えてもらった釣り方をお届けしたい。

タックル＆仕かけ

当日はイカメタル、オモリグ、胴突きと、3種類の釣り方で乗船者たちは楽しんでいたが、中でもイカメタルとオモリグをしている人が多かった。

そこで、イカメタル、オモリグのタックル、仕かけをご紹介したい。

ロッドはイカメタル専用ロッドが各社から発売されている。リールはカウンター付きベイトリールでPE0.6～0.8号を200m巻いておきたい。リーダーは2～3号を1～2m前後。オモリグも同様のタックルでよい。

敦賀沖にオススメのカラー

ウキスッテ、メタルスッテともに、敦賀沖のオススメのカラーは赤系。赤黄や赤緑、赤白などがよいとされている。当日は前半釣っていた人はピンク系のカラーが多かったが、中盤以降は、赤緑や紫にもアタリがでていた。

イカメタルとオモリグに特にカラーの差はなかったが、当日は乗りが渋かったからか、エギの交換をこまめにして、見切られないように定期的にカラーチェンジをしていた人に釣果の軍配が上がったように感じた。

釣り方

①仕かけをタナまで下ろす

②2、3回竿を大きく上げ下げする

③竿が上がった状態で、下ろす時に仕かけが落ちていくスピードに合わせて竿先で付いていく

④5～10秒ほどステイ

⑤アタリがあれば軽く合わせる

誘った後にしっかりとステイすることで、イカが乗ってくる間を作る。合わせた時に乗らなかった時は同じタナで誘い直す。

当日は、魚探にベイトの反応がなく、イカの活性も非常に低かった。ウネリがあり、波も高かったため、激しいアクションよりもフワフワと誘ってからステイを入れる、スローアクションの方がよかった。またスグに乗らないことが多かった。その場合は、アワセは軽く手首を返すようにするのがよい。

 

イカ釣りはこれからまだまだ楽しめる。

ぜひ、旬の楽しい夜釣りを体験してほしい。

 

■取材協力：泰丸