筏から狙うチヌ釣りは、カセからの釣りを含めて「チヌカカリ釣り」とも言われますが、ビギナーには「敷居が高い釣り」と思われがちですよね。
確かに冬の時期は、アタリが1日1回あるかないかの修行のような状況もありますが、活性の高いこの時期はゲストも含めてアタリが頻繁。
しかも、この釣り、短竿にラインと針、状況によってオモリを使うという、仕かけもとってもシンプルなんです。
そして、何よりの魅力はチヌの引きを存分に味わえること。
この時期は比較的小中型がメインとなってくるので、1~2号の細めのラインを使って短竿でやり取りするので、引きもダイレクトでスリリング。しかもチヌは小型でも引きが強いので、とっても面白いんです。
夏チヌ好調の小浜湾・若狭大島
そんな夏のチヌが好調に釣れているのが、福井県小浜湾の若狭大島。サイズは30cmまでがメインですが、連日好釣果が上がっています。
8月1日は朝倉筏でチヌ23〜28cmを11尾。
2日は涙水筏でチヌ22~35cmを18尾。
5日は冠者島筏でチヌ22〜30.5cmを12尾、葉夫筏でチヌ24〜42cmを20尾の釣果が出ています。
ポイントの偏りなく、どこでも数釣りが可能
この釣果で注目したいのは2ケタの数もですが、ポイントが偏りなく釣れていること。
カカリ釣りでは、いくら好調の釣り場でも、筏の掛けられている場所によって好調なポイント、渋めのポイントと言う場合もありますが、現在の若狭大島では満遍なく釣れています。だから、どこの筏に上がっても安心。誰にでも数釣りのチャンスありです。
エサはサナギやコーン、オキアミなどがメインになっているので、これらのエサは最低限持参して、サシエのローテーションを行いたいですね。
場所ムラなく、チヌの数釣りが楽しめている小浜湾若狭大島の筏。チヌカカリ釣りファンも、これからデビューする人も、今ならアタリも多く、楽しめること請け合いです。