【イサギの釣り方】取り込みまで気を抜かずに! 大型のイサギを釣るための基本!(船の天ビンズボ釣り)

今回は、和歌山・見老津の名船、黒龍丸で旬のイサギを狙ってきた。ここでは、40cmオーバーの”ジャンボイサギ”を狙うための、タックルや仕かけ、釣り方をご紹介したい。

良型イサギを釣り上げた、サンテレビ「ビッグフィッシング」の12代目アシスタント、片原恵麻さん

 

ダブルゲットもあり、見事な腕前を披露した恵麻さん

見老津沖の”イサギ”

イサギの旬と言うと、梅雨頃が美味しいと思われがちだが、見老津沖は、太平洋で年間を通して温暖な気候のため、旬が早く3月頃から4月頃までが最も美味しいと言われる。

この時期は、まだ卵が小さく、身に栄養が行きわたり、内臓に脂肪を蓄えている個体も多い。

タックル&仕かけ

タックルだが、竿はオモリ負荷60号前後、7対3調子の全体的にマイルドな竿がオススメ。リールは小型電動リールで道糸にPE3号を使用する。

イサギ釣りは、船長の指示ダナを守って釣ることが最も重要なので、カウンターが狂っていないかの確認は釣行前に必ず行っておこう。

天ビンズボ釣りで、オモリは60号。幹糸、ハリスは3号か4号、針はグレ針10号で、2本針の全長8mの仕かけを使用する。

仕かけ図

エサ

エサはオキアミを使用する。マキエは料金に含まれているが、サシエは準備が必要。

黒龍丸の常連など、多くの人が使っているのは、浜市のGクリル2L、3Lだ。

また、サシエのオキアミは針に刺す時、尾バネを切って使うため、出船前にハサミでカットしておこう! オキアミは1匹付けで、尾の方から針を刺し、オキアミが真っすぐになるように刺していけばオーケーだ。

マキエは半分程度入れるのがベスト。調整窓は、少しずつマキエが出ていくぐらいにする

釣り方

①仕かけより先に、天ビンカゴとオモリを入れる

②クラッチを切って、そのままのスピードで仕かけも自然に入れていく

③指示ダナより8m深く落とす

④指示ダナ+8mまで仕かけが落ちたら、すぐにリールを巻いて、指示ダナまで上げる

⑤指示ダナで軽く2回ほど、シャクってマキエを撒く

⑥1分ほどステイ

⑦もう1度シャクってステイ

⑧アタリがあれば、中速程度の一定速度でリールを巻く。アタリがなければ、仕かけを回収して、船長の入れてよいという指示を待つ

仕かけの投入は、先に天ビンとカゴから入れると、ハリスが道糸に絡みにくくなる

 

 

イサギは取り込み時が最もバレやすい!

イサギは口が弱く、針が掛かっている所が広がってくる。特にジャンボイサギの引きは強烈なので、すぐに大きく広がってしまう。

そのため、やり取りでは一定速度で巻き上げることはもちろんだが、最後の取り込みが最も肝心。取り込み時に仕かけを緩めてしまい、目の前でイサギをバラしてしまうことも多いので、ラインテンションを保った状態でタモ入れまで行おう!

 

見老津沖の春のイサギは、脂が乗ってとっても美味しい。美味しい魚を釣って食べたいという方は、ぜひ、見老津沖のイサギ釣りにチャレンジしてほしい。

 

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