時期は3月の中旬。春アジを大阪で釣るのは、まだ厳しい時期である。
今回は、大阪市内からどこまで行けばアジが釣れるかを、南下しながら、ランガンすることにした。
大阪南部~泉南の状況
まずは、大阪南部の泉大津の漁港から。
少し寒さの残るこの時期、この辺りで釣れているという情報はなかったが、情報通り、魚からのコンタクトは皆無であった。
もう少し足を伸ばして、泉佐野方面へ。ここではアタリはあったが、どうもメバルっぽい。その上、小型でフッキングしない。かと言って、アタリが多い訳でもないので、さらに南下。
淡輪へと足を伸ばすと、海の雰囲気はよい感じである。少し潮位が低い感じもあるが、表層から探ると、ヒット! しかしこれはメバルであった。
少しレンジを深くして探っていっても、またメバル。やはり、まだこの辺りまでアジは入って来ていないのだろうか?
漁港の方へも行ったが、小さな魚がヒットした。しかし、正体はタケノコメバルであった。
移動中、釣り人と会話をする機会があり、話をしてみると、「小島の方にはアジが入っているよ」との情報を得る。
次は深日方面へと移動。ここはあまりにも潮位が低すぎて、レンジを探れない。まるでアタリもなく、そそくさと退散…。
次は隣の谷川漁港へ。小さいアタリはあるので何かと思い、ライトで照らしてみると、正体はフグであった。
少し深いポイントへ移動し、アジっぽいアタリがでたのだが、フッキングすることはできなかった。
大本命の小島漁港はよいポイントに入れず断念
次は、いよいよ本命である小島漁港へ。到着すると、深夜にも関わらず、多くの釣り人が! ほとんどの方がサビキ釣りであったが、アジは釣れていた。
何カ所かキャストするが、あまりよいポイントに入ることができずに、釣れなかった。さらに南下することにした。
和歌山に到達してようやくアジをゲット
とうとう大阪府を飛び出して、和歌山県の大川へと到着。小島よりも人は少なく、沖向きからまず探ってみるが、アタリはない。
漁港内の方へポイントを移動すると、すぐさま小さなアタリがあり、念願のアジがようやく姿を見せてくれた。
サイズ的には豆アジだが、ここまでの道のりを考えると、非常に嬉しいアジであった。
そうこうしていると、今までよりもよく引くアタリがあり「サイズアップか⁉」と思ったが重量感があまりなく、上がってきたのは、またまたメバルであった。
しかしこのメバル、何か青いプラスチック状のモノが背ビレ付近に付いていた。
よく見ると、放流魚やリリースした魚に付ける標識(タグ)であった。
ひとまず写真に収めリリースし、調べてみると「大阪府立環境農林水産総合研究所」という所がメバルを放流しており、そのメバルに標識を付けているようであった。
後日連絡すると、記念のトートバックが送られてきた。
今回のノミラボ実験結果は、「アジングは、大阪南部では楽しめる!」であった。
このコラムが掲載される頃には、もう少し状況がかわっているかもしれないが、大阪では小島漁港周辺で、数多くのアジが入っていたようだ。
この実験で今日もギターが冴えるぜ! ギュイ〜ん♪ 誰かがやらねば…。
(※実験結果は、私の主観で判断しているため、必ずしも皆が同じ感想を持つとは限りません。)