第一精工の森本氏が使っている、こちらのロッド。以前、趣味でロッドビルディングしていたという彼の自作ロッドです。
シーバス用に作成したそうで、ガイドの多さも気になるところではありますが、記者はあることに気が付きました。
「これ向き、逆じゃない?」
通常より多いガイドの中でも、手元側の2つのガイドが、上下逆に取り付けられていました。
「これ間違ってんじゃん」と思い、森本氏に言ったところ「これワザとですよ」との返答。
なんと、これには理由があるそうで。
元々ロングキャストすることを目的に作られているので、求めたのはキャスト性能。
キャストすると、リールから出たラインが、ガイドを通っていくのですが、スピニングリールから飛び出していったラインが暴れるのを想像できますでしょうか。
スプールからクルクルと出ていくラインが、ガイドの内側に添ってクルクルと。
小口径のガイドを使う場合、暴れたラインがガイドのパーツに当たってしまって、飛距離が出にくくなるそうなんですね。
それを防ぐために、手前の2つは逆向きに装着しているそうなんです。
ちょっとしたコトで、性能がアップしたりダウンしたり。
また新しい知識を得た記者でした。