超大型ヒラマサに対応!完全フカセのご当地㊙仕かけを公開!!

初夏からハイシーズンを迎える完全フカセ釣り。中でも、日本海屈指の好漁場、玄達を擁する完全フカセ釣りの本場、福井県鷹巣、三国エリアに通うベテランたちが秘かに!?使っている仕かけが存在する。ここでは、その仕かけに焦点を当てて紹介。

鷹巣、三国エリアでも、完全フカセ釣りでは市販の2本針仕かけを使用する人も多いが、一部のベテランたちは市販品ではなく、自作の㊙仕かけを使用して釣果を上げている。特に、期間限定(6月16日~8月15日)で解禁となる玄達では、抜群の威力を発揮するとか。

玄達でのメインターゲットは、超大型ヒラマサ。アベレージ60~80cm、大きいモノではメーターオーバーも十分期待できる近海では超大物が狙える屈指の漁場。そんな大物狙いの釣りだからこそ、バラシも日常茶飯事。ヒラマサは掛かれば、パワー勝負。それも超大型になれば、獲れるか、バラすかは運による要素も大きい。

それなら「極力、仕かけが原因でのバラシを解消したい」として考えられたのが、三つ又サルカンを使用した「エダなしの2本針仕かけ」

 

この仕かけのメリットは、ハリスがそれぞれ独立していてエダがないので、市販のエダ針仕かけに比べて、結束部の強度はバツグン!! 「エダにヒットして、やり取り中に結び目で切れた」というバラシの心配も無用だ。

ささめ針のパワーステンオヤコ

サルカンはパワーステンオヤコなどの三つ又サルカンが使われているが、ご当地釣具店の鷹巣釣船センター(釣船予約も受け付け)では、特殊な三つ又サルカンを使用した、こだわりのオリジナル仕かけも販売している。

ご当地の釣具店、鷹巣釣船センターが販売している三つ又サルカン仕様のオリジナル仕かけ

これが、その三つ又サルカン

針は、カン付き針を使用することで、大物狙いでありがちなスッポ抜けや、針の軸が回ってハリスがズレた時に起こるハリス切れも防ぐことができる。針の種類は、大物の強烈パワーにも耐える強靭な極太タマン針16号や、掛かれば外れにくい管付ムツ18号などが使われている。また、ヒネリ仕様の針を使うことで経験上、ヒット率も上がるとか。

カン付きの針がオススメ

がまかつの極太タマン16号ヒネリ

ヒネリが入っている方が掛かりがよいと、ご当地の釣具店主は話す

掛かれば外れにくいムツ針を使用する人もいる

また、仕かけを浮かせるフロート、沈めるサルカンはフカセ釣りには欠かせないアイテムだが、ここ玄達や鷹巣、三国エリアでは、仕かけを浮かせるためのフロートで、マキエとサシエの同調を図ることが多い。

フロートは右から5、6、7、8号

フロートは5、6、7、8号の4種類を用意しておき、潮とエサ取りの状況に応じて使い分けている。また、フロートを2つ付けて浮力を上げたり、逆に通常のフロートを半分に切ったり、削ったりして浮力を微調整することもある。

浮力の微調整で半分にカットしたフロート

走られて根ズレすれば、10号以上の太いハリスでも切れてしまうが、メインターゲットは超大物なので、ハリスは最低でも8号以上を使用している。

このバラシを極力軽減できるエダなし2本針仕かけ、完全フカセ釣りでの大物狙いの時に試してみては。

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