【簡単に手に入る道具で、見違えるほどキレイに!】コルクグリップのお手入れ

寄稿:nomi

nomi(ノミ) プロフィール

釣場速報本紙でお馴染みの、釣りに対するさまざまな疑問を解決する実験的な試行も試しているマルチアングラー。OCTOPLASHERなど数々のバンドでギタリストとしギターを日々弾きマクリ。山豊テグスフィールドスタッフ。

釣場速報本紙で月1回の連載を寄稿して頂いているnomi氏。今回は、過去5年間寄稿の中から、気になる記事をピックアップし、紹介していきたいと思います!

コルクグリップのお手入れ

「コルクグリップはカッコいいんだけど、汚れが気になって…」イェス!ノミラボにお任せ! 実験開始だぜ! ギュイ~ん!

コルクグリップのロッドは見た目や握り心地で私も好みなのだが、コルクの黒い部分がポロポロと抜け落ちて「目抜け」という状態になってしまう。味が出てよい場合もあるが、新品の頃のツルツルの白さも捨てがたい。

調べてみると専用の商品もあるようだが、今回は100均の「床・家具用穴埋めウッドパテ」で試してみた。色味を調整できるように、濃いめと薄めを用意した。あとはマスキングテープ、紙やすり、ウェットティッシュ、ゴミ袋だ。

まずは、使い込まれたコルクグリップをウェットティッシュでキレイにする。これだけでも黒ズミは少し取れる。

そして最終的に紙やすりをかけるので、少し厚めにマスキングテープを貼り、コルク以外の部分を保護する。

下準備が終わると、ウッドパテ2種類をまぜ、自分のコルクと同じ色味に調整する。そして一気にコルクに塗り込んでいく。

最初はコテで塗り込んでいたが、結局微妙な力加減などを調整できる指で、穴に詰め込むような感じで塗り込んでいった。

全体を塗り終わり、しっかりと乾燥させ、300番程度の紙やすりを用意し研磨する。削りカスが結構でるので、しっかりと対策をして削っていく。コツは思っているよりも軽めの力で擦っていくことだ。

ある程度削れたら軽くウェットティッシュで削りカスを拭き取ってみる。そして指先で削れ具合を確認し、パテが少し盛り上がっているようであれば、研磨を繰り返し、仕上げにマスキングテープを慎重にはがし、完成である。

今回のノミラボの実験結果は「コルクグリップはキレイにできる」であった。研磨の段階でコルクの黒ズミ部分もある程度削れて、見違えるような仕上がりだ。作業時間も乾燥時間以外は30分程度な上に、100均グッズでこと足りるのでオススメだ。

少しコルクの色との差は出てしまったが、それは最初のパテの調合具合で調整出来そうである。今回の仕上がりを見ると、コルクの色味より2トーンくらい濃いめのほうがよい仕上がりになりそうである。

釣行回数の減る冬場に道具のメンテを楽しみ、道具に愛着を持ってもらいたい。

この実験で今日もギターが冴えるぜ。ギュイ〜ん♪だれかがやらねば…

※実験結果は素人実験のため、必ずしも結果が正しいとは限りません。

ちなみに

このお手入れをしたのが、約4年前。いま現在の状態がどんなのになっているか、聞いたところ。

キレイ過ぎて、どのロッドだったのか、分からなくなったとのことでした。

見た目のキレイさに加え、耐久性も抜群なので、オススメです。

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