簡単にグリップの凹みやテカリが直る! 手軽なお手入れで愛用のロッドをキレイに

寄稿:nomi

nomi(ノミ) プロフィール

釣場速報本紙でお馴染みの、釣りに対するさまざまな疑問を解決する実験的な試行も試しているマルチアングラー。OCTOPLASHERなど数々のバンドでギタリストとしギターを日々弾きマクリ。山豊テグスフィールドスタッフ。

釣場速報本紙で月1回の連載を寄稿して頂いているnomi氏。今回は、過去5年間寄稿の中から、気になる記事をピックアップし、紹介していきたいと思います!

EVAのグリップをお手入れ

「EVAのグリップの汚れが気になるんだけど…」イェス! ノミラボにお任せ!実験開始だぜ!ギュイ〜ん♪

以前コルクグリップの補修を実験したが、今回はEVAグリップをキレイにしてみる。EVAって名前は耳にするが一体何なのかピンと来ない。

身近なところではビーチサンダルやバスマットなどに使われている素材だ。言われてみると「ああ〜」となる。ようはそんなに特殊な素材ではなく、身近な素材ということだ。

凹みはドライヤーで処理

EVAグリップを眺めると。凹みとテカリが気になる。凹みは熱を加えると戻りそうなので、1200Wドライヤーで加熱。あまり高温になるとEVA自体が溶けても困るので、15秒程度ずつ様子を見ながら加熱した。30秒ほどで凹みが浅くなったのが分かる。

そして1分ほど加熱すると、ぱっと見では分からないぐらいに凹みが消えた! これは手軽でオススメだ。そしてもうひとつ気になるのがテカリだ。

まず、水洗いをしっかりとしてみる。この時点で思ってるよりもキレイになる。いかに普段洗えてなかったのか(笑)。水洗いだけでも充分だったが、せっかくなので研磨してみる。EVA以外の部分をマスキングテープでしっかりと保護。

そして、用意したのが100均で入手した紙ヤスリ。いろんな番手がセットになっていて便利だ。今回は1番細かい#320を使った。

紙ヤスリを小さめにカットして、表面を軽く削っていく。力を入れ過ぎて削り過ぎないように注意する。

削った後は、ウェットティッシュなどで削りカスを取り除く。これだけでよい感じもするが、仕上げにライターで少し炙り表面をならしてみた。

未処理のグリップは写真では差が分かりにくいが、目視では明らかに新品のテイストに復活している。

リールグリップも実験してみる

ここで、もう1つ似た感じの症状の、リールグリップのベタつきは取れないのだろうかと考えた。こちらは、ゴム部分が加水劣化して起こる現象のようだ。ネットの情報では無水エタノールで擦ると改善するようだ。

すこしベタつきが出ているグリップに、ティッシュで無水エタノールを付けて擦ってみた。

ゴシゴシ、ゴシゴシ、擦れども擦れども、少し改善はみられたが劇的な効果は得られなかった。調べてみると、ほかにも適したモノがあるようなので、これは次回に持ち越ししよう。

実験成功!

今回のノミラボの実験結果は、「EVAグリップはキレイにできる!」であった。

マスキングテープ以外は思っているよりも手軽であり、仕上がりも満足行く結果となった。以前のコルクグリップよりも短時間ででき、オススメである。

悪天候などで、予定していた釣りに行けない時などに道具のメンテを楽しみ、道具に愛着を持って、より一層楽しい釣行をしてみてはどうだろうか。

この実験で今日もギターが冴えるぜ!ギュイ〜ん♪誰かがやらねば

※実験結果は素人実験のため、必ずしも結果が正しいとは限りません。

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