人気のカセグレ
釣果が期待できると人気の和歌山・串本のカセ釣り。
青物やマダイなど、さまざまなターゲットを狙うことができる魅力の釣り場だ。そんな串本のカセで今、旬を迎えているのが、グレだ。
サイズの割に引きがとても強く、また食べて美味しい魚として、磯釣り師には広く知られているが、40cmを超えるサイズには、なかなか出合うことができない。しかし、串本のカセなら、40cmオーバーに高確率で出合うことができる。
和歌山・串本の愛丸フィッシング
そこで今回、40cmオーバーのグレを釣ろうと、大島港の愛丸フィッシングへと行ってきた。
▲愛丸フィッシングの稲田船長
さまざまなポイントへとカセを付けてくれるが、グレが狙えるのは”センカイ奥”と言う、センカイの波止際に付けている、浅場のポイント。
稲田船長から「タナは8～12mで、グレのアタリを見極めて、即掛けしていってよ」とアドバイスをもらい、釣り始めた。
この日は、オヤビッチャやウリボーなど小型のイサギのエサ取りが多く、モイストペレットではエサが持たない。
▲サシエに使うモイストペレット
そこでマキエ用のドライペレットや、アオサにエサをチェンジする。
▲ドライペレット。エサ取りが多い時には、サシエとして使うことも
▲アオサはエサ取り対策に有効のエサだ
昼過ぎに干潮から満潮へと潮がかわった頃、アオサをエサにしていた同船者の林氏の竿が絞り込まれた。
強烈な引きにグレだと確信。強烈な引き込みに耐えながら、上手く魚をいなして上がってきたのは、抜群のボディをした、45cmのグレだった。
林氏のアドバイスをもらい、記者もアオサにすると、スグに竿が入り38cmのグレが釣れた。
この日は時合が一瞬で、厳しい状況だったが、見事40cmオーバーが上がった。
デカいグレを釣ってみたい人には、串本のカセが1番の近道だと言える。強烈なグレの引きをぜひ、味わいに行ってみてほしい。
