【沈むエラストマー】独自製法で「高比重」を実現!その正体とは

高比重エラストマーを開発「ニッコー化成」

沈む高比重エラストマーを開発したのは、自社でエラストマーワームの製造・開発を行っているニッコー化成

釣りにおいてのエラストマー素材と言えば、浮力が高く、モチモチとした弾力がありよく伸びて、それでいて丈夫なワーム素材です。

実物を触ってみると従来のエラストマーそのもので、そうそう壊れることはない丈夫さを確信。

エラストマーの丈夫さを持ちながら、沈ませることができるのは夢のような話ではありませんか?

開発のキッカケは釣り好きなスタッフの願望から

では、なぜ高比重エラストマーを開発することに至ったのか? 開発を担当した古賀さんにお話を伺ってみました。

古賀さん「私自身釣りが大好きで、バス釣りやシーバス、エギングチニング、アジングにメバリングまで、オカッパリの釣りは一通り経験してきました。そして釣りをしている中で、『エラストマーの耐久性を持ちながら、沈ませることができればとても便利じゃないか?』と感じたのが開発のキッカケです」

現在、この高比重エラストマーを使用してテスト・開発を進めているのが「チヌの落とし込み用ワーム」。

それが、この直径1cmほどの小さな玉。“沈む”という特性を活かしているので、シンカーを打たずにチヌ針に刺すだけで沈ませられます。

実際に古賀さんは、ボートに乗ってこの落とし込み用ワームをテスト。高比重であるため、キャスト時にはシンカーを打たずしても10mほどの飛距離を確保できたいたことにも発見。そしてカニの成分を配合しているので、よく釣れたとのこと。

また、チヌと言えば、貝や甲殻類を捕食している歯の鋭い魚。このワームであれば丈夫なので、数尾のチヌを掛けた程度では壊れず、長持ちするようです。

実際に沈めてみた

簡易的にペットボトルで水槽を作り、実際に沈めてみることに。

うーむ、確かに沈んでいます。

フォールは遅すぎず速すぎずと言ったところ。もっと早く落としたいならガン玉を付ければいいのかな? というイメージです。

それにしても、エラストマーが沈んでいくのは不思議な感覚でした。

今後色んな釣りが変わりそうな面白い素材だった

今はチヌの落とし込み用のワームだけですが、今後チニングやロックフィッシュ、シーバス用ワームなどの開発が進めば、色んな釣りの可能性を広げてくれそうです。

今後のニッコー化成の動向に、期待が高まりますね。

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