ブランド化された美味しい「マダイ」に脂が乗ったアジが釣れる、魅惑の”ギジエマダイ”を実釣レポート!

「潮が速く、ここで育った魚は美味しい」と、多くの釣り人が太鼓判を押す、和歌山県北部に位置する加太沖

加太沖で釣れるマダイはブランド化されて、料亭などで出されるほど。

そんな加太沖で楽しむことができる「ギジエマダイ」と呼ばれる釣りの好機が秋だ。

1年を通して楽しむことができるギジエマダイだが、秋は比較的アタリも多く、ビギナーでも土産が期待できる時期。

また、マダイは産卵から回復し、アジは脂がたっぷりと乗るため、釣れる魚の食味も、ますますよくなるシーズンだ。

今回は、加太沖の2大ターゲットである、マダイとアジを狙うため、加太港の角漁丸へと乗船した。

▲加太の角漁丸

5時に港を出船した角漁丸は、およそ20分ほどの航程で、ナカトの大阪側の沖にある、通称”ナカト沖”のポイントへと到着した。

船長から、「仕かけの6本の針の内、下2本は青イソメで、それ以外はギジエを付けて」と指示があり、仕かけをセットできたら、一斉にスタートフィッシング。

この日は、ウネリがあり、少し釣り辛い状況で、開始直後はアタリがなかった。

しかし、しばらくすると、つりそく船釣りクラブの屋敷氏にヒット。

コツ、コツ、ゴゴンと、タイがギジエを甘噛みしているようなアタリから、見事ヒットに持ち込み、やり取りを楽しむ。海面に上がってきたのは、美しい朱色の魚体。40cmオーバーの食べ頃サイズのマダイだ。

ここから3連続で、屋敷氏はマダイをキャッチ。

さらに、ほかの人も続き、見事全員がマダイを手にすることができた。

この後、潮がかわるタイミングでアタリが続出。ギュイン、ギュインと竿が舞い込む。上がってきたのは、良型のアジだ。身が張っていて、見るからに美味しそうな魚体。

船長に聞くと、「今のアジは絶品」とのこと。30cm前後をメインに、中には40cm級も登場して、土産も十分の釣果となった。

さらに、後半には佐野氏に強烈なアタリが。今までとは明らかに違う、スリル満点な引きを楽しみながら、上がってきた魚を見て思わず「デカい!」。

無事タモ入れに成功し、船に上がったのは、61cmの良型のマダイだった。

気付けば納竿の時間。難しい時間帯もあったが、マダイもアジも全員がキャッチ。夕飯には困らない釣果となった。

マダイもアジもこれからが本番。秋のギジエマダイは、アタリも多くて面白い。

これから水温も適温になり、ますますよくなりそうな予感。美味しい魚を釣りたいなら、ぜひ、秋のギジエマダイに行ってみてはいかがだろうか?

角漁丸の詳しい情報を見る

 

 

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