【2年連続でKINGに輝いた伝説のアングラー】予選から挑戦し感じたこと

寄稿:中山武嘉

中山 武嘉(なかやま たけよし) プロフィール

2020年、大阪湾タチウオKINGバトルを史上最年少の若さで制し、2021年には前人未踏の2代連続KINGに輝いた伝説のアングラー。9対1調子の極先調子で掛けの釣りを得意としている。がまかつ船フィールドテスター

皆さん、初めまして。がまかつ船フィールドテスターの、中山武嘉と申します。

私は、父親の影響で3歳から魚釣りを始め、多種多様な釣りを幼少期からしてきましたが、乗り物酔いがあったため、船釣りに挑戦できたのが22歳の時でした。

その時に、初めて挑戦したテンヤタチウオにハマり、毎週船宿に通い、練習をしてきました。

3年振りの予選からの参加で感じたこと

そこで、初めて「タチウオKINGバトル」という大会があることを知り、参加するようになりました。

3年ぶりに予選から参加してきましたので、その模様をお知らせしたいと思います。

9月から、各船宿で予選がスタートしました。

初戦に選んだのは、泉佐野から出船しているYUMEMARU。当日も20人の参加で、朝の座席抽選から、皆さん真剣モード!

4時半に出船し、1時間ほどでポイントのアカマツへ。この日の予選は、最後までアカマツの水深75m前後。

今年の大阪湾はタチウオ釣りの当たり年みたいで、船中で誰かはタチウオを掛けているという状況が、最後まで続きました。

結果、トップと40尾ほどの差が付いてしまい、完敗。敗因は「タナ迷子」です。活性が高いため、底付近から水深30mまで、タナがコロコロとかわりました。

再エントリー

敗因をしっかり分析をして、1週間後に再エントリーしてきました。

その日は、前回よりも活性が高く、テンヤを落とせばアタる状況。

当日は数の打ち合いになると思い、即掛けを得意とする自分は、どうしてもバラシが増えてしまうので、1尾1尾を大事に抜き上げることを意識し、最後まで諦めずに頑張りました。

結果、数人での接戦でしたが、1尾差で何とか無事、ピンクの封筒をいただけました。

このピンクの封筒がセミファイナルへの案内状であり、参加者全員の目標でもあると思います。

タチウオKINGバトル参加者の方のレベルが、年々上がっており、どこの船宿でも熱い予選が繰り広げられています。

予選日も残り少なくなってきましたが、皆さんもピンクの封筒を目標に、ぜひ「タチウオKINGバトル」に挑戦してみてはいかがでしょうか。

予選参加時のタックルを詳しく紹介

当日の使用タックルですが、竿が「タチウオテンヤMS H173」。スパイラルガイドになっており、下向きガイド設定で糸絡みが少ないです。コントロールが容易にできるロッドパワーがあり、コンパクトなアワセができます。

この竿のシリーズの中で、1番硬いこの調子を使用し、基本的にアタってきた際は、コンパクトにアワセを入れ、掛けにいきました。

途中、潮止まりのタイミングで少し掛からない時間があったので、「タチウオテンヤMS MH175」にに持ちかえて、少し追わせての釣り方に切りかえました。

リールは、フォースマスター400。ハンドルはリブレのクランク110で、PEラインは2号を使用しました。

テンヤは、各メーカーのタングステンを使用。タングステンを使用することで、落下速度を速めるだけでなく、アタリも増えました。日が昇ってから、発光を抑えたカラーがよかったと思います。

エサは「KINGドラゴン」。ボリュームを持たせて小さいシルエットにするために、カットして重ねて、しっかりと巻きました。

活性が高い今年は、特にエサ持ちのよいエサを使うことで、手返しも速くなり、数も伸びます。

最後に、当日の誘い方ですが、ハーフピッチジャークを4回ほど。止める時はしっかり止めて、アタってきたアタリは基本、即掛けをしていき、掛け損なった際は、定点バイブレーションを入れてあげると、すぐにアタリがでました。

ランキング

釣り場・釣り船の情報をまるっとチェック!