【伊勢湾タチウオKINGワンデイバトル】ドラゴンタチウオを釣るには訳がある。5尾総重量の激アツバトルを詳細レポート

さまざまなエリアで盛り上がっている「船テンヤタチウオ」。中部の伊勢湾では、ドラゴン級の大型タチウオが狙えるとあって、ここ数年で一気に人気の火が付いている。

そこで、伊勢湾の船タチウオを盛り上げようと、10月15日に初めての試みとなる、「伊勢湾タチウオKINGワンデイバトル」を開催した。

伊勢湾タチウオKINGワンデイバトル

大会当日は、三重・鳥羽、赤崎から出船している、KAIEIMARUと海栄丸の2船、20人の参加者で出船。記者はKAIEIMARUへと乗船した。朝は生憎の悪天候と波だったが、時間が経つにつれて、天候も回復してきた。

港からポイントまでは、およそ50分の航程で、伊勢湾口、東に位置する伊良湖沖へと到着した。仕かけチェック後に、一斉に釣りをスタート。

伊勢湾ではドラゴン級が狙えるとあって、大会は5尾総重量での勝負。大型を数尾釣るには、マグレではいかず、それなりに釣り方をかえる必要がある。

この日は、バトルには面白い状況で、小型の活性がかなり高い。次々とタチウオがヒットするが、上がってくるのは、幅指2、3本ばかりで、これだけでは入賞には難しい状況。

そんな中で、右舷ミヨシに釣座を構えていた、前田氏が大型をキャッチ。上がってきたのは、幅指5本半の紛れもない、伊勢湾ドラゴン。

話を聞くと、「今日みたいな状況では、小型を掛けないようにしないといけないから、エサはイワシやサンマでは、すぐになくなって持ちが悪い」とのことだった。実際に前田氏が使っていたのは、ムロアジの塩締め。これがとにかくエサ持ちがよく、また食いも申し分なかった。

▲前田氏が使っていたエサのムロアジ

さらに、テンヤの針や釣り方にも工夫し、小型を掛けずに大型をコンスタントにヒット。気付けば、4尾の大型を揃えていた。

当日はほかの人にもドラゴンがヒットすることがあったが、バラシも多かった。それでも多くの人がドラゴンを1、2尾を釣り上げており、その度に船内で歓声が上がった。

大いに盛り上がった大会は13時に納竿。帰港後に検量すると、3854㌘で前田氏が初の栄冠を手に。準優勝の山本氏とは、わずか17gの差だった。

大会後に参加者に話を聞くと、5尾総重量のルールは楽しいと満足の声が多く、次回の大会開催を希望する声が上がっていた。伊勢湾の船タチウオは今が佳境。大型を釣りたいなら、すぐに直行だ。

大会結果(5尾総重量)

優勝:前田樹成氏 3854g
準優勝:山本良次氏 3837g
3位:武藤紹士氏 3659g
4位:樋口輝氏 3506g
5位:瀧本直氏 2927g

協賛メーカー

愛眼/アシスト工房/アルファタックル/飯沼/イシグロ/魚矢/エサ市場えさきち/オーナーばり/カツイチ/がまかつ/グローブライド/シマノ/ジャッカル/上州屋/ 第一精工/釣研/天龍/バリバス/ハヤブサ/フィッシング遊/プログレ/プロックス/マルキユー/明邦化学工業/ 山田電器工業(ハピソン)/ルミカ(50音順)

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