【意外とハードルは高くない⁉】美味な深海魚アコウダイ狙いはこれで完璧!

田中 敏哉(Toshiya Tanaka) プロフィール

三重県、和歌山県などをホームグランドに、深海釣りをはじめとするマニアックな釣りから、海上釣堀まで、周年多彩な釣りを楽しむベテランアングラー。多数のメディアに執筆や出演。週刊釣場速報に釣行レポート掲載中。大阪府在住

ついつい、ハードルが高いと考えがちな深海釣り。

でも、釣れるターゲットはキンメダイ、アコウダイ、アカムツ、etc…、と美味なターゲットが多いし、チャレンジしてみたい!という人も多いのでは。

最近の船宿はレンタルタックルなども充実しており、船長の指示を守っていれば意外とハードルも低くて、楽しめちゃうんです。

今回紹介するターゲットは、アコウダイです。

それでは早速紹介していきます。

アコウダイは水深200m以上の深場に潜む美味な深海魚

そもそもアコウダイってなぁに?と思う方も多いですが200m以上の深海に潜む美味な魚です。

浮かんでくる際に水圧の急激な変化に伴って目がボコっと飛び出してしまうのは深海魚ではお馴染みですね。

浮袋も同様に膨らんでしまい、お腹が膨らんだ状態で上がってきます。

連で掛けた時は「アコウの提灯行列」、「アコウの華」と呼ばれるような壮観が見られるかもしれませんよ。

4連、5連で上がってくる様は壮観

さて、そんなアコウダイですが食味も抜群。

刺し身、煮付け、鍋となんにしてもばっちりです。

例年秋から春にかけてが旬で、数釣りを狙うならこの時期が産卵を終えて荒食いをするので6月いっぱいがベストシーズンですよ。

釣り方は10本針の胴突き仕かけなどで狙う

仕かけは上記のようなもので、船宿によって針数の制限もありますが、基本は10本針前後が一般的。

幹糸の間隔は1.5m、ハリスは60~70cmです。

仕かけとPEの間にはリングやチェーンなどのヨリトリ器具を取り付けてハリス絡みを防ぐのが◎。

また、仕かけの上部にはケミホタルなどの発光体を取り付けておくと集魚力がアップします。

クロシビカマスなどのエサ取りが多い時は、外しておく方がベタ―ですよ。

針はムツ針などがイイですよ。

アミノ酸αをエサにまぜて、イカタンも刺すと集魚力アップ

エサにはサバの切り身や、スルメイカの短冊やカツオのハラモ、ヒイカなどを使いますが、アミノ酸α(マルキユー)などを使うと、集魚力が上がりますよ。

また、エサと一緒にイカタンBIGを刺しておくと、イカタンの浮力でエサに揺らめきが出て、アピール力がアップすると同時に、イカゴロエキスが匂いを発して集魚力がアップします。

海底の地形に合わせて底取りをする

釣り方の基本ですが、まずは船長の合図でトモ(船尾)かミヨシ(船首)の人から順番に投入していきます。

その後、まずは底取りをしてオモリが海底に付いたら20mほど巻き上げて、糸フケを取ります。

次に、再び底取りをして海底から3~5mオモリを上げてアタリを待ちます。

この釣りは流し釣りのため、底の地形がかわっていくので底に着いたらラインを巻き上げて底から3~5m上のタナをキープします。

逆に底に付かない時は、10mほど巻き上げてから底取りをするといいですよ。

アタリはハッキリと竿を叩くようにでますが、慣れてくると竿に出る反応の差で上針に掛かったか、下針に掛かったのかが判断できるようになります。

追い食いを狙う場合は、ほかの人と仕かけが絡んだりするリスクもあるので、船長に確認してからするようにしましょう。

仕かけの回収も船長からの指示がありますので、その点も要注意ですよ。

釣果アップのポイントはエサのコマメな交換

釣果アップのポイントとしては、根掛かりをしっかりと回避することと、エサの頻繁な交換。

深い水深を狙うこともあり、水圧でエサのニオイや旨味成分が抜けていってしまうので、可能ならば1投入ごとにエサをかえる方が釣果につながりますよ。

以上がアコウダイ釣りのポイントです。

参考にしてみてくださいね。

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