2m超のモンスタータチウオ「メガタチ」を釣るべく沖縄へ!

寄稿:美味魚ハンターけーちん

美味魚ハンターけーちん(びみぎょはんたーけーちん) プロフィール

「美味魚ハンター けーちん」こと、川森慶子さんは、日本各地の美味しい魚を追うアングラー。オフショアジギングやキャスティング、タイラバを中心に、エサ釣りや、中深海釣りにも精通している

皆さんこんにちは~。美味魚ハンターけーちんです。

10月18日から3日間、仲良しメンバーと一緒に、今年も2mのメガタチキャッチを夢見て、沖縄に行ってきました。

船は、宜野湾から出船するワイルドⅡ。毎年、年に1回、このシーズンに通い続けて、早5年になります。

メガタチとは、正式名称は「オキナワオオタチ」。沖縄、屋久島、奄美大島などの水深200~400mの海域で釣れるタチウオで、大きいものは2mにもなる巨大タチウオ。過去には、このワイルドⅡで204cmの記録が残されています。

1年を通して釣れるそうですが、大型を狙いやすいのは、産卵期を迎える10月から1月にかけて。9月下旬頃から、モンスタータチウオを釣り上げることを夢見て、全国各地からアングラーが通い出します。

2m超のモンスタータチウオを狙う

メガタチは幅指10本クラスで認定。過去の自己記録は、165cmです。今年こそは! と意気込み、私の夢の2mのモンスタータチウオチャレンジ2023の開幕です。

今年はテンヤで狙う

過去2年間はジギングで、今年はテンヤに戻し、楽しみました。タックルは、電動リールにベイト用ジギングロッド。私は、ポセイドンスロージャーカー603-5を使用。PE2号を最低600m巻けるものが望ましいです。80号のテンヤなら40号の中通しオモリを足して、合計120号に全員合わせ、潮流の様子を見ながらオモリの重さを調整していきます。

釣り方は、底から10~15mはサメなどの外道しかいないので、テンヤを着底させたら、一気に10~15m巻き上げ、トータル底から60mぐらいまでのタナを探っていきます。巻き上げスピードは、12~14ぐらいで、途中で高速巻きの誘いを入れながら、追って追って食わせていくという釣法です。

今回は、3日間とも天候に恵まれ、出船。水深は、320~400mぐらいでのチャレンジでした。初日と翌日は生憎、メガタチのスイッチがなかなか入らない厳しい釣果となりましたが、粘り強く釣り続けておられた、地元の新地元樹氏が、終盤で見事、190cmのメガタチを釣り上げられました。

最終日の3日目。目標は2mだけど、こうなったら、せめて150cmでもいいからタチウオを釣りたい! そう願いながら釣り続けていると、終盤で鈴木あかねさんが155cmを釣り上げました! 仲間によい魚が釣れると、すごく嬉しい!

最後のワンチャンに望みをかける

私は、その釣果で十分満足だったけど、大城船長が頑張ってポイントを探してくださっているのを見て、あきらめちゃダメだ!と言い聞かせ、納竿5分前に、最後の投入。クンッとティップが入ったので一気に巻き上げると、尻尾がかじられていました。しかし、エサを新しいものに取りかえる時間はないし、「最後、ワンチャンや!」と、かじられて5cmほどになってしまったサンマの位置を、テンヤの真ん中にズラして、即投入!

「釣れても釣れなくても、今度こそこれが最後」。着底し、10m巻き上げたら、少しだけ誘って、もう回収しようと思っていた時に「グンッ!」「えっっ!?」ヒットー! まさかの、全てをあきらめた瞬間、ヒット(笑)。

巻き上げている間、ドラグが出るけど、誘ってる間に緩んだのかもしれないし、大物なのかサメなのか、一体どっちなんやと、ドキドキとワクワクとで、船長も仲間も笑いが止まりません。さて、私にミラクルは起こるのか?

「わー、おっきいー! やったー!」

やりました。納竿直前の、最後の最後に155cmのメガタチ! 大城船長には、最後まで粘らせていただき、本当に感謝です。

船長や仲間との再会も嬉しいし、新しい出会いにも感謝♪ こんなことを考えて、また1年後を楽しみにする。遠征の醍醐味、止められませんね。

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