接戦を制した戦略とは?【大阪湾タチウオKINGバトル2023ファイナル】上位3名のパターンをご紹介!

12月10日、大阪・泉佐野にて「大阪湾タチウオKINGバトル2023ファイナル」が開催されました。

大会の模様は、こちらの記事で詳しくお伝えしていますが、今回は、上位入賞者のパターンとタックルをご紹介。

まず、レギュレーションの説明を。

2023年のセミファイナルから適用された、「肛門前長26㌢以上のタチウオのみカウント」の新ルール。公平性を保つため、クーラーには指定量の氷と潮水を入れるという規定も今回のファイナルでは適用しました。なお、同尾数の場合は、1 尾の肛門前長が長い方で勝敗が決定します。

試合終了後、帰港までに検量対象となる肛門前長26㌢以上のタチウオの検寸をスタッフが行い、帰港後に検量を桟橋で実施。クーラーの中の肛門前長26㌢以上のタチウオを1尾ずつ同時に数えていく方式で、どんどんと選手が抜けていく中、最後に残ったのが3人。3人とも同尾数で、スタッフが慎重に計測を行いました。

では、上位3名のパターンとタックルをご紹介します。

3位 一之瀬 遥斗氏
2021年に参戦(2022年は不参加)し、2年目にしてファイナルに進出、3位入賞を遂げた、一ノ瀬氏。神奈川・金沢八景の一ノ瀬丸の船長を務める傍ら、関西でも関東流のバイブレーション釣法が通用するかを検証するべく、「予選、セミファイナル、ファイナル全てにおいて、バイブレーション釣法のみで攻めた」と言います。
バイブレーション釣法と一言で言っても、エレキテルノンストップバイブレーション釣法や、巻き掛けなど、タチウオの反応に応じて変化させていき、活性が上がりだした後半にパターンがハマって、数もキーパーもキャッチしたそう。
大型狙いのために取った作戦は、エサに大きめのイワシを使用したこと。フォーミュラなどの調整材をこだわりの調合で締めているそう。
■一ノ瀬氏のタックル

 

準優勝 久保 元嗣氏
前日の練習の時点から、「ある程度の状況は把握していた」と言う久保氏。ゆっくりめのストップ&ゴーをメインに、アタリがあっても即掛けせずに、巻き続けて、竿が入るアタリに変化した時に合わせるパターンで攻め続けたそう。釣座が前半と後半、同じだったこともあり、迷わず同じパターンを展開。大型を狙うために、エサのサンマは少し大きめに巻くことを意識したそう。
ファイナル初進出にして、準優勝。目指すのは優勝のみなので、「KINGを倒しに来年も出場します」とのことでした。

■久保氏のタックル

ロッド:極鋭 タチウオテンヤSP EX82-174ダイワ)、サーベルマスターエクスチューンテンヤ80MH180シマノ
リール:フォースマスター400DH(シマノ)+クランク110(リブレ)
テンヤ:船太刀魚テンヤ TG フッ素コーティングフックハヤブサ)、船太刀魚テンヤ速掛型喰い渋りスペシャルハヤブサ

 

優勝 小牟田 俊寿氏
大阪湾タチウオKINGバトル2023、11代目KINGの座に輝いたのは、小牟田俊寿氏。5年目の参戦、初の表彰台で優勝を勝ち取った小牟田氏。技術向上のための努力は素晴らしいものですが、やはり切磋琢磨する仲間がいてこそ、ということがヒシヒシと伝わってくる今回の優勝でした

■小牟田氏のタックル

ロッド:極鋭 タチウオテンヤSP EX82-174ダイワ
リール:フォースマスター400DH(シマノ
テンヤ:サーベルマスター 船テンヤシマノ)、替鈎式アンチョビドラゴンテンヤジャッカル

小牟田氏は優勝が決まった瞬間、こらえきれず涙が。大勢のギャラリー、仲間たちに祝福されるシーンは、感動を呼びました。

ダイジェスト動画をチェック!

小牟田氏の詳細なパターン解説「11代目KINGの戦略」については、12月22日発売の週刊釣場速報の紙面で特集! 気になる人はぜひ、 紙面もご覧になってください。

大阪湾タチウオKINGバトル公式サイト

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