【冬に1年で最も脂が乗る、推し魚は「グレ」】磯から狙う「磯グレ」の魅力を紹介

寄稿:大塚香奈

大塚香奈(おおつかかな) プロフィール

船タチウオやカワハギ、海上釣り堀に精通する釣りガール。大阪湾タチウオKINGバトル2018~2020セミファイナリスト、大阪湾タチウオKINGバトル2021は3位入賞

皆さん、こんにちは。かなっぺです!

いよいよ本格的に、寒い日も増えてきましたね。これからの時期に旬を迎え、最も美味しくなる魚と言えば、何をイメージしますか?

冬に旬を迎える魚はたくさんいますが、その中でも今回は「磯の王者」とも呼ばれる「グレ」を紹介したいと思います。と言う訳で、今月の推し魚は「磯グレ」です!

推し魚 「磯グレ」

推しポイントその1 ロケーションがよい

磯のグレ釣りは、海も波の音も近いので、自然をダイレクトに感じることができ、ロケーションも抜群!

波止や船ともまた違うため、磯用の靴やウエアも必要となってきますが、磯ならではのロケーションに癒されること間違いなしです♡

女性アングラーは特にトイレ問題が発生するため、事前に船(お手洗い)の定期巡回などの確認は必須ですよ!

推しポイントその2 最初の一歩が優しい

マキエとサシエがポイントに入れば、意外とアタリの数も多く、初心者でも簡単にグレをゲットできることも。また、磯竿に伝わるグレの引きはとても強く、釣り応えも抜群!

ただし、「マキエの切れ目は縁の切れ目」と言われるほど、この釣りはマキエがとっても大切。まずは、マキエを狙ったポイントに入れる練習が必要です。

推しポイントその3 大切なマキエワーク

水温が下がってくる時期は、グレが口を使うタナを見付けることが大切。

水温が下がってくると、タナも深くなりがちなので、海面に出る泡や、潮の変化を見て、エサが溜まりそうなポイントにマキエと仕かけを投入し、しっかり同調させて、グレを警戒させることなく、自然に食わせるように意識を。

推しポイントその4 戦略性の高さ

グレの魅力は、初心者でも意外とすんなり釣ることができるのに、サイズや数を狙うと、一気に競技性が高くなる所。

ウキや針はもちろん、海面から潮の流れを読み、流すポイントやタナ、サシエのサイズやマキエ…と、とにかく考えることが多い釣りなので、知れば知るほど、面白くなってしまいます!

推しポイントその5 1年で最も美味しい寒グレ

グレは、夏は甲殻類などを捕食し、冬は海藻類を食べていることが多いため、時期によって食味も変化するんだそうな。

そんな1年の中でも、冬が最も美味しいとも言われている、寒グレ。寒グレを捌いていると、肉厚で驚くほどに脂肪がたっぷりで、脂がノリノリ! お刺し身をはじめ、炙りやしゃぶしゃぶ、煮付けなんかも絶品です♡

今月の推し魚、いかがでしたか? 敷居が高く、難しいイメージのある磯グレですが、水温が下がり切ってしまう厳冬期以外は、アタリも多く楽しめる、魅力たっぷりな釣りです♡

磯釣りでは自動膨張式のライフジャケットは岩場で破れてしまうため、フローティングベストを着用したり、磯シューズやスパイクなど、落水事故への予防対策は必須です。いきなりの磯は不安…という方は、波止からもグレを狙うことができますよ!

皆さんもぜひ、美味しい冬の磯グレにチャレンジしてみてくださいね!

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