美味しい「イカ」がザックザク! 楽しい”イカメタル”の釣り方

冬でも出船率が高い、三重・尾鷲沖の「イカメタル」

今回は、引本浦漁港のエヌテックマリンに乗船し、楽しい半夜のイカ釣りを楽しんできた。

▲スルメイカを釣り上げた八木氏と、アカイカをゲットした萩原さん

当日はアカイカやスルメイカが次々入れ乗りに。

実釣した当日の状況をもとに、尾鷲沖のイカメタルの釣り方をお届けしたい。

魅惑の尾鷲沖

エヌテックマリンがイカメタルで狙うポイントは、港からおよそ30分前後の尾鷲沖、テラシマ周辺がメインだ。水深は40m前後と比較的浅いため、初心者でも楽しみやすい。

また、底は砂泥地帯をメインに岩礁が点在している。釣り始めは底からタナを見付け出すので、底まで落とす際には根掛かりに注意することが必要だ。

尾鷲沖はアカイカを中心にスルメイカ、これからはヤリイカと3種類のイカが狙える、激アツなポイントでもある。

タックル&仕かけ

イカメタルを楽しむなら、必要不可欠なのが、イカメタル専用ロッド。専用ロッドは大きく分けて「乗せ」と「掛け」の2種類に分かれる。波気がある時は、波を少しでも吸収できる軟らかめの竿の方が、アタリがでやすい。

また、リールはカウンター付きの両軸リールがベスト。タナの把握のためにも、必ず用意していた方がよい。

仕かけ図

尾鷲沖にオススメのカラー

尾鷲沖のイカメタルでは、赤緑や赤黄、赤白などのスッテカラーがよいとされる。釣行当日もこれらを中心にさまざまなカラーを試して、まんべんなくアタっていたが、特によかったのが赤黄だった。

イカメタルでは、その日によって当たりのカラーがかわるので、さまざまなカラーを持っていき、試していくことが大切だ。

▲船長がブラックライトを当ててくれて、グローの強弱を確認。同じグローでも強さが違い、アピール力が高いもの、グローが弱いものがあった

▲「イージーフィンメタル」(左)、「鉛スッテ四ツ目」(中央)、「イージースリム」(右)。全てデュエル

▲尾鷲沖では、赤黄や赤白、赤緑などが持っておくべきマストカラー。当日は赤黄がよかった

基本の釣り方

仕かけをタナまで落とす

仕かけをタナまで落とす(釣り始めは底から)。この時、指示ダナより3~5mほど下に仕かけを落とす。指示ダナと全く同じではなく、それより少し下気味に落とすことで、イカの警戒心が少なくなる。

シャクる

シャクリは大きく、または小さく、竿を3回ほどシャクリ上げていく。

ストップ

竿を上げたら、次は仕かけを落としていき、ステイ。この時にイカが乗ってくることも。落としていく時はラインがタルみ過ぎないように、仕かけのフォールに合わせて竿先で付いていく。落としきる前にストップし、ステイすることで有効な誘いになり、アタってくることも。

タナをかえる

何度か上記を繰り返し、アタリがなければ、リーリングしてタナをかえて上記に戻る。この誘い以外にも、シェイクしながらシャクり上げて、フォールさせることも有効。

中井船長が教えてくれた現場の生情報

▲エヌテックマリンの中井敏秀船長は、デュエルやサンライン、ハリミツ、オーシャンルーラー、バガボンドなど、さまざまなメーカーのテスターやスタッフをしており、イカメタルやティップラン、ロックフィッシュゲームなどのルアーフィッシングから、カワハギ釣りや落とし込みなどのエサ釣りまで、三重・南部エリアのさまざまな釣りに精通している

スルメイカに効くカラー

釣行当日は、アカイカを中心に大型のスルメイカも上がっていた。記者も竿を出したが、なかなかスルメイカを釣ることができなかった。

そこで、中井船長に聞くと「スルメイカはグローが強いものを使うとよい」とのこと。スルメイカはアカイカに比べて獰猛で、しっかり目立たせたスッテを使った方がよいそうだ。

また、誘いもアカイカに比べて、キビキビと誘う方がよい。シェイクやタタキが効果的とのことだった。

▲「グロー系でも強さに違いがあり、それを使い分けることも大切」と教えてくれた中井船長

 

尾鷲沖の冬から春のイカメタルは、3月末頃まで。

イカパンチを楽しみに、エヌテックマリンへと行ってみてはいかがだろうか?

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