【定説の逆が正解!?】重いスッテでイカのリアクションバイトを誘発

横山晴也(よこやまはるや) プロフィール

現在主流になっているエダ付き仕かけ(オバマリグ)をイカメタルゲームに取り入れたパイオニア的存在。福井県小浜市・ビック釣具店店長。

若狭湾周辺海域は先月から引き続き、広範囲にわたって良型マイカが好調に釣れ続けています。

マイカを数多く釣り上げてきた私ですが、こんなにも長期間良型の数釣りが楽しめるのは初めてだと思います。そこで今回もビッグなマイカを狙いに行ってきました!

ポイント移動したポイントでファーストヒットは良型スルメイカ

夕まずめ頃に出船し、水深72mのポイントへ。潮は緩い様子だったのでアンカリングして釣りを開始しました。

しかし、思うようにアタリがでないので、1時間弱でポイントを移動。次のポイントは水深80m。ここでは1投目から周りの竿が曲がります!

私の竿にもアタリが!

強い引きに耐えながら慎重に上げてくると、良型のスルメイカでした。タナは60m付近でのアタリです。

仕かけは2点のオバマリグで、エダにはエギ、メタルスッテは15号を使用しました。ヒットしたスルメイカは、エギを抱いていました。

周りの状況を確認すると、マイカが釣れた人もいる様子。狙いはもちろんデカマイカなので、前回のヒットパターンの要領で、底付近をネチネチ探っていると…穂先を何度も軽く叩くようなアタリが!

このアタリの出方はデカイか…? と思い、慎重に上げてくると、胴長40cmオーバーのマイカでした!

狙い通りに答えが出て大満足。今回はメタルスッテに乗っていました。

カラーは青色に好反応も…

しかし、この調子で順調に数を伸ばす予定だったのですが、後が続きません。

順調に釣っているのは船の1番後ろの人です。私にはアタリもありません…。

どんなカラーで釣っているのか確認したところ、青色のメタルスッテで連発していました。

残念ながら私の持っていないカラー…。スッテの種類、カラーをコロコロ変化させてみますが、なかなか状況の打破には繋がりません。

釣れたタナも、私と同様に底付近なので、タナに問題はないでしょう。

20号のスッテに好反応

今回使用したスッテとドロッパ―20号に変更するとアタリが増えた

それならば、もう少し効率よく底を狙うべく、メタルスッテをダイワのタングステン製20号、カラーは赤ピンクグローに変更しました。

すると、すぐに答えが!! 今まで全く反応しなかったマイカが、フォール後のステイに反応し、竿先にアタリがでます!

たまたまかと思いましたが、その後も同様のパターンで釣れ続けたので、コレが正解だった模様です。

さて、その正解とは、メタルスッテを赤ピンクグローにかえたことと、メタルスッテを20号にかえたことの、どちらによって導き出されたものなのかが気になるところです。

そこで、釣れている状況で、メタルスッテを12号の赤ピンクグローに変更すると、逆にアタリが遠退きました…。

再度メタルスッテを20号の赤ピンクグローに戻すと、すぐにアタリがでます。どうやらメタルスッテを重くして、フォールスピードが速くなったことが釣果に結び付いたようです。

いわゆる「リアクションバイト」ですね。

私の記事ではいつも「メタルスッテを軽くすることでアタリは増える!」、そして今回のように底でしか釣れない状況でも、「メタルスッテを軽くしてゆっくりフォールさせ、じっくり見せた方が食ってくる!」と言ってきましたが、今回ばかりは重たくした方がよかったみたいです…。

ゆっくりとした動作では、逆に見切ってしまって決定打に欠けたと解釈しています。

今後はタナが浅くなり、カラーの選択の重要性がより増してくることになると思います。

次回は浅ダナ攻略を皆さんに紹介できたらよいなと思っていますので、ご期待ください!

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