福井県敦賀沖で、ただ今、シーズン真っ盛りのヤリイカ。
例年、1月頃から深場で気配が見え始め、シーズンが進むにつれて徐々に浅場のポイントへと産卵に入ってくるイカです。今期は水温が下がり切らないのか、まだ巻き上げ途中に魚の強奪が多い日もありますが、よい日には1人2ケタ釣果、トップ20~30パイの好釣果も上がっています。
そこで今回は、旬のヤリイカ釣りを楽しむために、イカメタル&胴突き仕かけの基本的な誘いパターンを紹介します。
底周辺でシャクリ&フォール、ステイが基本パターン
イカメタル編
手持ちでもよいですが、写真のようにロッドホルダーに差して、タナを取って置き竿にした状態でも大丈夫です。
手抜き⁉ と思われるような誘いですが、ヤリイカの回遊待ちの時には、意外と効果的な誘いです。オバマリグのパイオニアの横山晴也氏も、ヤリイカ釣りでは、この置き竿釣法を多用する時間帯もあるとか。
ただし、目線は穂先に注目しておき、小さな違和感でもあれば、手持ちにして誘いを入れたり、アワセに備えるのを忘れずに!
マイカ狙いのように、ショートジャークを入れながら、少しずつ上へ巻き上げる誘いです。
シャクリ幅は下構えから水平ぐらいまでで、2、3回連続して行い、ピタッとステイします。
ヤリイカのタナは、マイカのように広くはないので、底から数セット繰り返せば、再び底から誘います。
当日の指示ダナは底から5~10mで、ほとんどが底から数m以内でアタっていました。
アタれば、即アワセで。
大きく竿1本分をシャクリ上げて、その後、ステイやフォールを入れる誘いです。
フォールはフリーフォール、テンションフォールを使い分けて、反応を見ましょう。
特に、深場のポイントでは、仕かけをアピールしやすいので効果的です。
胴突き編
胴突き仕かけは、プラヅノ5~7本など針数が多くて、仕かけの全長が長いので、イカメタルに比べて広いタナを探ることができます。
そのメインとなる誘いが、竿1本分を大きく誘い上げてステイ。
そこからテンションを掛けながら、あるいはフリーで一気に下ろすとよいです。
当日はイカの活性が低めだったので、ステイ時間は1~2分取ることもありました。
活性が高ければ、誘って即アタることも多いので、フォールさせて着底した直後は穂先に集中しましょう。
以上が基本的なヤリイカ釣りの誘いパターンです。
これらの誘いを織り交ぜて、シーズン本番を迎えている美味なヤリイカ釣りを楽しんでみてください。
当日乗船した敦賀のヤリイカ釣り船はこちら↓