乗っ込みの大チヌが狙える釣り場を紹介!実績ポイントでは50.5cmも登場

寄稿:竹村勝則

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

大阪・南港 シーサイドコスモ

大阪・南港 シーサイドコスモはこんな釣り場

※魚釣り開放区域が指定されていますので、釣りをする際は釣りが可能な範囲を確認してから釣りをしてください。

シーサイドコスモの釣り場へは、車ならコスモスクエア駅前を東に進んだ先の駐車場(1日550円)へ入ると近い。

釣り場となるのは、「魚つり解放区域」の約200mほどの区間で、手すりがあり、足下はスリットになっているので、その際がポイント。

スリット際から、だいたい1m以内を釣る。水深は、潮にもよるが、3.5~4ヒロぐらい。際から前方約3mぐらいが、かけ上がりになっているので、そのかけ上がりを狙うのもよい。

この付近は船の航路でもあり、大小さまざまな船が多く往来している。

船が通る度に大波小波が打ち寄せるのと、潮流が非常に複雑で、左に右に流れたり、手前へきたりと、目まぐるしく変化する。

とにかく、その流れが緩やかになった時が、好時合の目安になる。

潮流が複雑なだけに、マキエは比重があって、速く沈下するものがオススメ。

サシエはオキアミでよいが、コーンもよい時があるので、マキエにも入れておくとよい。

今回はチヌを狙って釣行

大阪市住之江区の釣り解放区・シーサイドコスモは、ニュートラムテクノポート線のコスモスクエア駅裏の、岸壁が続く東端にある。駐車場もあるが、駅から徒歩でも10分ほどで行ける、手近な釣り場だ。

この付近は大型船が通るので水深があり、青物などの回遊魚もいるので、ルアーマンがほぼ年中見られるが、エサ釣りは冬場はチヌ、ハネ、ガシラ、メバルと言ったところ。

特にチヌは「年なし」と言われる50cm級が狙えることから、大チヌ狙いのチヌ釣り師がやってくる。

今回はそんな大チヌを狙って釣行。9時前に着いたが、好ポイントのベランダには、西向きにズボ釣りの人が1人いるだけ。そこで、東向きに釣ることにした。

ここはベランダの東西両方とも、以前に年なしを何尾か釣っている、実績場。

ここの岸壁は足下一帯がスリットになっていて、中にチヌが入っているので、ポイントは際と、3mほど前方のかけ上がり。

タナ取りオモリで水深を測ると、これから満潮になるだけに、際で約4ヒロほど。

当日は曇り空で、北寄りの風がそよそよ程度。

ここの潮は、いつも複雑で、右に行ったり左に行ったり、急に速くなったり、手前へきたりもする。とにかく、流れが緩やかな時にチヌがくることが多い。

マキエをしっかり打って2時間少々。アタリもなければエサも取られない。フグのエサ取りもいないようだ。

後ろの釣り人がいつの間にか、いなくなったので、場所移動。

際を狙い、マキエを打って仕かけを入れて、約30分後。手前へ流れていた潮が止まった時、ウキにスッ、スーッとアタリ。

初アタリに胸がときめいて、大きく合わせると、グイグイーッと、チヌの強引。

嬉しや、初チヌは35cmほどだったが、魚体がキレイな乗っ込みチヌだった。

それから30分ほど後の11時5分頃、前方へ流れていた潮が、向きをかえて手前へ緩やかに流れ、ウキが竿先の真下まできた時、ウキを3節ほど押さえる小アタリ。

糸フケを取って合わせると、ガツーン、ギュギューッと、強い引き。スリット内に入ろうとするのを、3号調子の竿で糸を出さずにタメる。

ガバッと顔を出したのは、黒っぽい居付き大チヌで、タモを引き上げるのが重かった。

このチヌ、写真を見ても分かるように、肩がグーッと張った、いかにも野武士風の魚体で、50.5cmあった。

その後、またアタリがなくなったので、15時に納竿した。アタリがない今の釣りは根気がいるが、アタればチヌなので、根気と辛抱で頑張った甲斐があった。

使用したエサ

マキエはオキアミ3kgと、配合エサ1袋に、ニュー活さなぎミンチ激荒を2袋と、コーン1缶。サシエはオキアミとコーン。

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