マグロの血合いは捨てる? そんなのもったいない!ベストな活用法はこちら

美味魚ハンターけーちん(びみぎょはんたーけーちん) プロフィール

「美味魚ハンター けーちん」こと、川森慶子さんは、日本各地の美味しい魚を追うアングラー。オフショアジギングやキャスティング、タイラバを中心に、エサ釣りや、中深海釣りにも精通している

皆さん、こんにちはー。いかがお過ごしでしょうか?

ただ今、シーズン真っ盛りのトンジギ(トンボジギング)。マグロ類の中では、比較的ライトなタックルで狙えるので、ビギナーの方にも楽しんでいただきやすい釣りです。

標準和名はビンナガ。別名トンボ、ビンチョウとも言われ、「びん」と呼ぶ胸ビレがとても長いのが特徴的です。ヒレを広げると、トンボに似ているので、「トンボ」、びんが非常に長いので「ビンナガ」と付いた愛称でもあります。今回は、そんなビンナガを捌く時に出る「血合い」を使ったお料理をご紹介!

マグロ類の血合いはとても大きく、ごっそりと取り除き廃棄するため、いつも思うのが「もったいな~い!」。そのダイナミックな血合いを調味液に漬け込み、串焼きや鍋にするお料理があります。

大型になればなるほど美味しい! と評判ですが、その力強い味わいが、けーちんはちょっぴり苦手…。そんな、賛否分かれる血合いでも、ビンナガの血合いなら、とってもあっさりと、鴨鍋チックに美味しくいただけることを発見しました!

ビンナガの血合い鍋 ねぎま汁

【材料】(2人分)

●ビンナガの血合い 500g
★酒 大さじ3
★ミリン 大さじ3
★砂糖 大さじ1
★しょう油 大さじ7
★おろしショウガ 小さじ2
★おろしニンニク 小さじ2
●ニンニク3片
●水 2カップ(400cc)
●白ネギ 1本
●シイタケ 2個
●ニンジン お好みの量
(●お好みで水菜 1束)

【作り方】

①ビンナガの血合いをブツ切りにして水で洗い、水気を切る
②ポリ袋に★マークすべてをまぜ合わせ、調味液を作る
③①のビンナガを②の袋の中に入れモミモミして、冷蔵庫で3時間程度、漬け込む

④白ネギを6cmぐらいにカットして、焦げ目が付くまで焼く
⑤鍋に水2カップを入れ、包丁の腹で潰したニンニク3片を入れて、沸騰させる
⑥③の血合いを付け汁ごと入れ、白ネギ、シイタケ、ニンジンを入れて、煮込んで完成~♪

いかがでしたか? レバーのような臭みもなく、あっさり美味しい、ビンナガのねぎま汁。不思議なことに、調味液を沸騰させた中に、生の血合いを入れるよりも、この調理法にすることで、味に深みが出て、血合いをより美味しくいただくことができました。

《お料理ポイント》
・白ネギは、焦げ目が付くまで焼き上げることで、風味が増します
・血合いを調味液に漬け込むことで、血合いの食感がしっとり、柔らかくなります
・調味液と一緒に煮込むと、味に深みが出ます
・ニンニクは、包丁の腹を使って潰したものを使う方が、柔らかい香りになります

お好みで水菜を入れてもよいですし、白ゴマ油やオリーブオイルを回しかけても、味変で美味しいです♡

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