【大型カワハギの釣り方】デカいカワハギを狙う”3尾総重量”の船カワハギ大会で教わった、大型狙いのコツを紹介!

人気が上昇している、船から楽しむ”カワハギ”釣り。

今回は、徳島・阿南の水天丸清和丸で開催された「第7回阿南カワハギ大会」に密着。

▲当日の参加者

▲優勝した平井さん(中央)、2位の松尾氏(右)、3位の松原氏(左)

▲優勝した平井さん

ここでは、船カワハギの基本のタックルや仕かけ、そして釣り方を紹介するとともに、今大会のルール内容である「3尾総重量」に沿って、当日大会に参加していた、ベテランアングラーから教えてもらった、大型のカワハギを狙うコツなどを紹介したい。

タックル&仕かけ

船カワハギで釣果を上げたいなら、専用竿がマストだ。その理由は、カワハギの小さなアタリが分かる、感度がよい穂先を持ったロッドが必要だから。

リールだが、カワハギは底付近を狙うため、カウンターが必要なく、小型両軸リールでよい。仕かけは、市販されている、胴突き3本針仕かけを選ぼう。

仕かけ図

 

▲当日は、乗船していた人の多くが、ダイワの「極鋭 Red Tune」シリーズを使用していた

▲宮澤氏が使用していたリールは、「アドミラ100-XH(ダイワ)」

▲オモリは30号統一

大型狙いなら、太軸の針がグッド

この日、次々とカワハギをヒットさせていたのが、ダイワスタッフの宮澤氏。

宮澤氏は、針はダイワの「パワースピード」の7号や7.5号をチョイスしていた。「パワースピード」は大型にも対応している、太軸早掛けタイプの針で、今回の大会のルールにマッチしているカワハギ針だ。

▲ダイワスタッフの宮澤氏

集寄は潮受けとして考えよう

集寄は、これで魚を集めると言うよりは、潮受けするアイテムとして考えておこう。集寄を使って仕かけを這わせたりしたい時に使うのがよい

 

中オモリの使用法

仕かけを落としていると、水深がある分、どうしても糸がフケてしまい、アタリが鈍くなる。

そんな時に使うのが、中オモリ。中オモリを付けることで、ゼロテンションにした時でも、道糸が張り、アタリがでやすくなる。

エサはアサリを使用する

船カワハギに使うエサは、アサリでよい。アサリは、各社から発売されているものが、エサ屋で手に入る。

スーパーなどで、よく冷凍ボイルのアサリが販売されているが、生と比べるとアタリの出方が悪いため、オススメしない。必ず、ボイルされていない、生のアサリを持っておこう。

また、カワハギはよくエサを取るため、エサは余裕を持って多めに持っておくのがベター。

アサリはヌメリが多く、エサ付けが難しい。そのため、オススメなのが、アサリ用のアミノ酸入りの締め材。これでアサリを締めるとヌメリが取れるだけでなく、エサ持ちがよくなり、アミノ酸の効果で食いもよくなるので、できればあった方がよい。

▲ダイワの「特選 皮剥アサリ激旨」

▲ダイワの「アミノソルト」

▲締めた後のアサリ

アサリの付け方

カワハギ釣りで、釣果を伸ばすために大切なのが、エサ付け。特に、アサリの付け方は大切だ。

カワハギは、内臓を好んで食べるため、針先を内臓に刺しておくのが大切。気付かないうちにエサが取られていることもあるので、こまめにエサのチェックもしよう。

アサリの付け方

①水管に針を通す
②ベロを縫い刺しする
③内臓に針を刺す
※針先は出さないようにする

大型カワハギを狙いたい時のエサ付け

「デカいカワハギを釣りたい時のエサはどうすれば?」との問いに、宮澤氏が教えてくれたのが、アサリを2個付けること。

2個付けすることで、シルエットがデカくなるのはもちろん、小型にすぐエサが取られない。また、小型が寄ってきて食ったエサが散らばり、それがマキエ効果になってよいそうだ

▲アサリを2個付けすることで、大型が狙える

基本の釣り方

カワハギの釣り方はさまざまだが、基本のタナは底付近。仕かけを底まで落としたら、誘ってからステイし、アタリを待つ。そして小さなアタリがあれば、竿をゆっくりと聞き合わせていけばよい。以下が基本の釣り方だ。

①仕かけを投入

②オモリが着底すれば、竿をゆっくりと上下して誘う

③誘った後にステイして、アタリを待つ

④アタリがあれば、竿を上げていき、聞き合わせていく

⑤カワハギが掛かれば、リールを一定速で巻き、やり取りを楽しもう

カワハギは、誘って興味を惹きつけ、そして食わせる間(ステイ)を作ることが大切。ずっとステイのままだと、いつの間にかエサを取られていることが多々ある。

また、カワハギ釣りには、

①宙釣り(オモリを底から切る)
②たるませ(オモリを底に付けて仕かけをたるませる)
③はわせ(オモリを底に付けて、仕かけを底にはわせる)

と、さまざまな釣り方があるので、引き出しを多く持っておき、状況に合わせて、どの釣り方が合うか試していくのが大切だ。

名手のテクニック

当日は水温が低く、カワハギはいるようだが、アタリがでないことが多かった。乗船者はその日のパターンを見付けようと、さまざまな釣り方を試していた。

その中で、中盤以降にパターンが見事にハマり、入れアタリ状態となっていたのが、宮澤氏。

宮澤氏に聞くと、集寄と中オモリを付け、軽くキャストしてから宙の釣りで足下まで魚を寄せ、そこからゼロテンションを意識しながら、フワフワと緩い誘いで、誘い続けているとヒットにつながるパターンが多かったらしい。

 

テクニカルで奥深いが、ビギナーでも十分土産が期待できる、阿南沖のカワハギ釣り。

5月末まで楽しむことができるので、ぜひ行ってみてほしい。

水天丸の詳しい情報を見る
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