【誰でも釣れる!! 春の敦賀沖、タイラバのマダイ攻略法】より釣果を確実にするためのキホン&船長アドバイスを紹介

ここ近年、福井県敦賀沖では春先に乗っ込みを控えた良型、大型のマダイが釣れ盛ります。

今期は、例年よりも半月ほど早い開幕にも関わらず、すでにマダイが爆釣続きで、船中全員がボーズなしの日も続出中。

ビギナー、ベテランを問わずに、良型、大型マダイを手にしています。

ココでは、そんな絶好調の敦賀沖で、より釣果を確実なモノにするために、基本的な釣り方と、敦賀・色浜の竹宝丸船長からのアドバイスを合わせて紹介。

釣行前に一読し、ぜひ春の大型マダイをゲットしてください。

基本的な釣り方

着底すれば、指示ダナまで巻くだけ!!

釣り方は、底まで仕かけを下ろして、船長の指示ダナまで巻き上げるだけ。

着底と同時に、指示ダナまでの巻き上げを繰り返し、アタリがあっても合わさずに巻き続けます。

集中したいのはフォール時で、仕かけが着底すれば、すぐに巻き上げましょう。でないと、フォールに付いてきた魚に見切られやすく、アタリがでにくくなります。

また、今期の敦賀沖はマダイのポイントにマフグが湧いており、これがフォール中にアタることもしばしば。

▲今期は中層でよくヒットするマフグ

油断していると、仕かけのロストにも繋がりかねないので注意しましょう。

指示ダナまで巻いてアタらなければ、再び底へ下ろしての繰り返します。

途中、アタリがあれば、そのまま巻き続けて、大きく食い込んでから合わせましょう。早アワセはバラシの元です。

電動リールを使う「電動タイラバ」も有効で、等速巻きがしやすく、周りでヒットした速度に合わせたり、自身のヒットには同じ速度の再現性も容易です。疲れにくく、回収時も水深は100m以上と深いので、電動リールなら手返しも楽チンです。

▲電動タイラバで狙った人はフォースマスター300の13、14の巻き速度にヒットしていました

船長オススメのタイラバセッティング

ベイトやフグの状況に合わせて、シルエット&ボリュームを調整

タックルは、上記の仕かけ図を参照。

リールは手巻き、電動どちらでも大丈夫ですが、船長から巻き上げるタナの指示が出るので、手巻きリールならビギナーにはカウンター付きが分かりやすいです。

ラインはPE0.8号前後が目安で、300mほど巻いておきましょう。

乗っ込み前の現在は、水深100m以上の深場を狙うので、ヘッドは100~300gが必要です。シルエットが小さくて、フォールも速く、着底感度がよいタングステンが船長のオススメとなっています。

タイラバのセッティングは、以下の写真のようなイメージで、現在は細身でシンプルなモノ(ベーシック)を基本に、マフグの猛攻に遭う場合はワームを外してアピールを控えると、マダイがコンスタントにヒットすることが多い傾向です。

また、これからホタルイカが入ってきて「ホタルイカパターン」になると、タコベイト系を装着してシルエットにボリュームを出すのがよいそうです。

ベーシック

ヘッドやネクタイのカラーを合わせると、当たりカラーを見付けやすいです。

フグが多い時

ベーシック仕様からトレーラーのワームを外して、アピールを控えめにすると、マダイがヒットする確率も高まります。

ホタルイカパターン

タコマラカスなどのタコベイトをセットして、ややボリューミーに仕上げるとよいそうです。

当日は釣れたマダイの1尾から、ホタルイカを吐き出すシーンが見られましたが、本格的にこれからホタルイカの大群が入ってくれば、さらなる荒食いも期待できそうです。

▲釣れたマダイが吐き出したホタルイカ

ヒットパターンを探るのが釣果への道

同船者の釣りを観察&食い込まない時は変化を付ける

「タダ巻くだけ」ですが、奥が深いのがタイラバ。

その時々でかわるヒットパターンを掴むことが、釣果へと繋がります。

そのキモを船長に聞くと、「簡単なのは、釣れている人に合わせること」。

これは、巻き速度や仕かけなど、周りの人を観察し、釣れている人に合わせていきます。

そして、誰にもアタリがない時は、巻き速度をいろいろかえていくのが有効です。

周りがスロー巻きなら早巻き、またはその逆もアリです。

▲敦賀沖では片舷のドテラ流しで狙う

アタっても食い込まない時は、何かが合っていないから、あるいは活性が低いから食わないので、そんな時船長は、例えばスロー巻きでアタって食い込まないなら、次は活性を上げるために早巻き、そして次の巻きは始めにアタったスローにして食わせる、などと3巻き上げを1セットにして考えるそうです。

また、よく見かけるのが、巻き上げ途中にアタっても掛からなかった時にシャクったり、回収するシーン。これは船長曰く「自分の仕かけの周りにターゲットがいる絶好のチャンス。すぐにフォールさせて着底と同時に巻き上げると、高確率で食ってくる」。

なので、バイトがあっただけで食い込まない時も、次の巻き上げは高確率でヒットすることを信じて、フォールさせましょう。自らヒットチャンスを放棄するのはNGですよ。

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