絶品魚のキンムロアジ
暖かくなり水温が上がれば、和歌山・見老津沖で本格的なシーズンを迎えるのが「キンムロアジ」。
キンムロアジは、この地域での地方名で、標準和名を「ムロアジ」と言う。
ムロアジと言えば、「そんなに美味しくないのでは?」と思っている人もいるかもしれないが、見老津沖でこの時期に釣れるムロアジは、脂が乗って絶品。
記者も初めて食べた時はその食味に感動した。
![](https://i0.wp.com/www.tsurisoku.com/news/wp-content/uploads/2024/05/87BD43B7-B28D-4345-B213-43F1DEA90B58-1.jpeg?resize=1024%2C768&ssl=1)
▲脂が乗って絶品のキンムロアジ。その味を知ったらまた行きたくなる、美味しい魚だ
そんな美味しいキンムロアジに、これから旬を迎えるアカハタを狙おうと、5月11日に見老津漁港の天昇丸で、つりそく船釣りクラブの釣行会を開催した。当日は13人が参加して2船で出船。
![](https://i0.wp.com/www.tsurisoku.com/news/wp-content/uploads/2024/05/E7583A47-9724-4380-8E36-2CF8F5B7E5BA-1-e1716358989938.jpeg?resize=1024%2C540&ssl=1)
▲今回の釣行会は13人のつりそく船釣りクラブ員が参加。天昇丸、第三浜丸の船長と記念撮影を行った
ポイントまでおよそ10分ほどで到着した。船長の合図で仕かけを投入。
船長が毎回「タナは25m、30mまで落としたら、すぐに25mまで仕かけを上げて、そこでマキエを撒いて」と指示してくれる。
この釣りは、正確なタナでマキエを撒かないといけないため、船長からの指示ダナを、必ず聞いておかなければいけない。そのため、釣行前の事前のカウンターチェックは必須だ。
マキエを撒くとすぐにヒット。しかし上がってきたのは縦横無尽に走り回るサバだ。この日はサバの猛攻で大忙しだったが、サバの猛攻が少し止んだ頃にモゾモゾとした小さなアタリがあった。
本命のキンムロアジが続々と登場
船長が「キンムロちゃうか?」と予想したので、丁寧に上げてくると、サバとは違う魚が見えてきた。タモですくったのは、本命のキンムロアジだ。
その後、サバの猛攻を受けながらもポツポツ上がり、よい人4尾のキンムロアジが釣れた。
これからが旬のアカハタもゲット
後半にはひとつテンヤで、これから旬を迎えるアカハタを狙った。こちらは仕かけを入れる度にコンスタントにヒット。
根魚特有の強烈な引きを楽しむことができた。
見老津沖ではキンムロアジは佳境で、ジャンボイサギも期待できる。
また、今後はアカハタのほか、ウメイロ、メイチダイがシーズンとなる。美味な魚を食べたいなら、ここへ行けば絶品魚と出合えるはずだ。
![](https://i0.wp.com/www.tsurisoku.com/news/wp-content/uploads/2024/05/34D467D9-FE48-4727-9902-6AF77021637E.webp?resize=1024%2C768&ssl=1)
▲メイチダイ
![](https://i0.wp.com/www.tsurisoku.com/news/wp-content/uploads/2024/05/IMG_7097.webp?resize=1024%2C753&ssl=1)
▲ウメイロ