メーカースタッフが語る!オモリグのメリットってなぁに?

幸田 達郎(こうだたつろう) プロフィール

兵庫県出身、大阪府在住。ショア、オフショア問わず、幅広く釣りを楽しむ。ルミカ・スタッフ。ショップでのスタッフ経験を活かし、楽しい釣りを提供できるような商品開発を目指している。1996年生まれ

イカメタルゲームの魅力は、釣り味と食味がともに最高であることだろう。

狙うイカは地域と時期により異なるが、ケンサキイカ、ヤリイカなど、繊細なアタリを掛けていく釣りになる。全体的にライトな道具立てのため、体力を使わず、ビギナーの方も気軽に挑戦できる。

その半面、スッテの色やタナで釣果が大きくかわるテクニカルな1面も持ち合わせており、ビギナーからベテランまで楽しめる釣りである。

食味の方は、特に夏に旬を迎えたケンサキイカは甘みが強く、大変美味。

ぜひお土産に持ち帰りたいところだ。

沖漬けを作るうえで専用のパックがあるとめちゃくちゃ便利

そのまま食しても十分に美味しいが、筆者のオススメは、ひと手間加えるだけで更に美味しく頂ける沖漬けである。

数が釣れた日は、食べる時に味に変化を付けて、数が伸びなかった日は1パイを丁寧に頂くために、ぜひ試してみてほしい。

オモリグのメリットは何といっても型狙い!

さてここからが本題。

オモリグは、専用シンカー+エギで組んだ仕かけをスピニングタックルで扱う。

一般的なイカメタルとの大きな違いは、キャストを行うことだ

誘いの一連の流れとしては、まずは潮カミにキャスト。

着底後、数回シャクリ上げ、糸を張った状態でアタリを待つ。

日があるうちは底ベタを、夜が更けるにつれ浅ダナを探っていく。

通常のイカメタルゲーム同様、タナを探る釣りになるため、ボトムから何回シャクリ上げたか、その日の当たりダナに気を配っておくことが連発に繋がる。

アタリはティップがわずかに抑え込まれるものや、仕かけの重さが軽くなるなど、様々なパターンで楽しませてくれる。

オモリグを使う最大のメリットは、大型のイカを狙うことができることだ。

遊泳力のある大型のイカは、集魚灯の光が届かない範囲までエサを探して動き回ることが可能。

仕かけをキャストすることで、そういった大型イカとの遭遇率は上がる。

また、オモリグではオモリとエギの間に長め(1m前後)のリーダーがあるため、エギが自然に漂い、警戒心の高い大型イカを抱かせることができる。

ルミカの寄ってこい光略カスタムシンカーSPEEDであれば本体にスリットが付いているので、潮受けをかえることなく集魚アイテムが装着可能

このオモリグでキモとなるのは、オモリの号数だ。できるだけ軽い方がイカにエギを長く見せることができるが、オマツリ防止には気を配りたい。

メインで使うのは20~30号だが、これから台風の季節になり海が荒れる日が多々あるため、40号の出番も想定される。

当日のエリアによって使用する号数はかわるため、事前に船宿さんへ問い合わせ、使う号数を確実に用意しておきたい。

オモリのカラーも豊富に用意しておくとよい

そして、オモリの色。

イカは体に対して目が大きく、目の構造は人間に近いとされている。

オモリとエギの色を使い分け、その日の当たりカラーを見極めたい。

また、オモリグは長いリーダーを用いるため、エギを自然に動かすことができる反面、潮が動いていなければアタリがでづらい状況がある。

そんな時は聞きアワセをすることで、数を伸ばすことができるだろう。

以上がイカメタルと比べた際のメリットだ。

参考にしてみて欲しい。

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