【夢の60cmオーバーのチヌも期待】今年も聖地はアツそうです!

寄稿:竹村勝則

三重の白石湖は冬期は1月1日~3月31日、夏季は6月1日~10月31日の期間限定の釣り場。

そのポテンシャルは夏は数釣りを楽しめ、冬は60cmオーバーの大チヌも狙える高期待度の釣り場。

今回はそんなポテンシャルの高い白石湖へ元釣場速報編集部の竹村勝則氏が釣行してきてくれました。

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

新年1月3日に釣行

白石湖はロクマル(60cm級)や50cm超の年なしが釣れることで知られ、新年早々から初夢の大チヌを狙って、白石湖詣でをするファンが多い。

記者も毎年のように年始めの初取材に訪れている。

今期は水温が高めで前日は18度と、例年に比べると2度ほど高い様子。

水温がまだ高く小型のチヌが活性が高い

例年なら解禁早々から年なしが釣れるが、今年は1日、2日と大チヌは姿を見せていない。

水温が高いせいか、小チヌの活性が高く、30cmまでのチヌ、キビレ、ヘダイなどがよく釣れており、「まだ秋の釣況だ」と船頭は言う。

モーニングに期待してまずは落とし込みから

1号筏は湾口に近く、水深は6ヒロほど。

同乗者は東向きに並び、自分は西向きに座った。

釣座の足元にダンゴの跡があったので、ひょっとしてチヌが寄っているかもと、ボケを付けて5Bで落とし込んでみた。

1投目はアワセどころがないアタリで、エサを取られた。

2投目はチョコチョコしたアタリの後、クッと押さえたので大きく合わせると、バッチリ針掛かり。

これは手の平に尾ビレを足したサイズのヘダイだった。

チヌの魚影が見えないのでダンゴでよせる

チヌがこないのでダンゴを作る。

ダンゴに使用した集魚材

マルキユーのパワーダンゴチヌ(1箱)をベースに、大チヌスペシャルハイパー1袋と濁りオカラ1袋を入れ、ダンゴのアンコにオキアミとニュー活さなぎミンチ激荒を入れる。

サシエのオキアミ

サシエはボケとくわせオキアミスペシャルと食い込みイエロー。

ダンゴを入れてポイント作り

白石湖の筏は風が吹くと、前後にかなり動くので、1度に多くのダンゴは入れずに最初は4、5個入れた。

それからは毎回、少し大きめのダンゴを握り、マキエ杓を使ってそっと入れる。

ダンゴのアンコには、生のオキアミとニュー活さなぎミンチ激荒を毎回入れた。

ダンゴの効果てきめん

ダンゴの効果はてき面で、最初に釣れたのは35cmのウグイ。

白石湖は汽水域でもあるから、ウグイやスズキも多くいる

その後、ウグイとヘダイが交互に釣れ、しばらくしてチヌがきた。

小型だが1尾目のチヌ

チヌと言っても20cm級の小型だったが。

同乗者はダンゴは別打ちにして、0.3~0.9gのタングステンシンカーの仕かけで、エサはボケとシラサエビを使い、キビレ、ヘダイ、ムギメシにアイゴまで釣っている。

各筏、カセとも活性が高い

各筏とカセの釣況を確認するとどこもエサ取りが多いようで、チヌ、キビレ、ヘダイが釣れていたが、サイズは30cmまでで、大チヌは出ていない。

15時頃、ダンゴにアタりだして、ダンゴが割れた後のよいアタリで釣れたのが45cmのボラ。

ボラがきた

ボラの後にはチヌがくると期待していると、ダンゴが割れた後、クッと押さえるアタリで釣れたのが25cmのチヌ。

納竿30分前の16時半頃、ボケでチョイ投げして誘いを掛けた後、クッと押さえるアタリがでた。

少し待って、さらに待って次のアタリで合わせると、バッチリ針掛かりして上がってきたのは残念ながらチヌではなく、キビレの25cm。

最後にきたのは……?

その後、ボケを抱き合わせにしてチョイ投げ。

誘いを掛けた後、竿先がクーッと曲がる。

「きたか!?」と次のアタリを待ったが、竿先に変化がないので、居食いかと大アワセ。

ガツーンと竿は曲がったが、これは根掛かりで残念ながら納竿とした。

キープしたのは、ヘダイ11尾とチヌ2尾にキビレ2尾。

当日のキープした釣果

同乗者はヘダイ12尾(20~26cm)とキビレ8尾(20~28cm)。

こんな大型も狙えるかも

当日は大チヌは出なかったが、翌4日には43cm、45cm、47.5cmが、そして5日には50cmの年なしチヌが上がった。

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