みなさんは、プレッシャーに強い方でしょうか?
「言った者勝ち」な部分もあり、私は自称「もってる女」「プレッシャーに強い」と思い込むようにしてます。
現に、幻の魚と言われる「アカメ」だって、初釣行の際、ルアーでの3キャスト目で1尾釣り、さらに2キャスト目でサイズアップの2尾目を釣るという、ミラクルが。
嬉しい思い出というのは、記憶に残るものでして、それと同様に辛い思い出も記憶に残る。
「バラムツ」なんて、釣るまでに8回も通うことに。自然相手なので、釣れる日もあれば、釣れない日もある。だけど、取材では絶対に釣りたい! いや、釣らなければいけない!
プロの方は、どんなプレッシャーの中、釣りをしているのかと思うと頭が下がる。
先日、久々に強烈なプレッシャーを感じた。
私は、「釣りガール」「釣りタレント」という肩書き以外に、「シンガーソングライダー」という肩書きも持つ。
シンガーでありライダーであるということだ。釣りと同様、バイクも大好きなのだ。
テレビの「バイク番組」のロケで、滋賀県へツーリングに行った。「トモチンをおもてなしします」という内容だった。
琵琶湖を横に見ながら走り、パワースポットへ行き、水の神様にも手を合わせ、近江牛を使ったご馳走を食べ、仕事と言えど、楽しいしかなかった。
そして、さらなるおもてなしが。番組が、サプライズで「釣りガールトモチン」としての見せ場を用意してくれていたのだ。
トラウトが楽しめる釣り堀「アクア・ヘヴン」へ。道具を一式レンタルし、出演者と「釣り対決」をすることに。
「釣り歴10年の釣りガールトモチンVS釣りは30年ぶりのライダー」。
対決時間は1時間弱。釣りガールの名にかけて、負けることはできない。
実は、勝つ自信があった。管釣りトラウトの経験は、何十回とあるからだ。
しかし、経験と実力は全く別物であることを身をもって知ることに。
まさかの釣れない事態。自分の持つ、数少ない引き出しを全部開け、いろいろ試すも、釣れず。
普段は、釣り仲間と行くので、横で見ること、パターンを聞くことができる。ここで、1人のショボさを思い知る。
そんな中、貴重なバイトを2回逃す。結果、なんと「1対0」で私が負けたのだ。
釣り人生で悔しい思いをしたベスト3に入る出来事となった。
ツーリングロケはその後も続いたのだが、涙で前が見えない心境だった。どんなコンディションでも、「釣って見せることができる」、そんな釣りガールになれるよう、精進しなければ~!