「きくりん」の愛称で親しまれる、ハヤブサの菊池雄一氏。テンヤタチウオの名手でもある。現在開催中の「大阪湾タチウオKINGバトル2018」においても、2018年12月16日に開催されるファイナルへの進出を決めている。
大阪湾タチウオKINGバトルでは、釣り上げた尾数で競技が行われるが、一方でテンヤタチウオの魅力のひとつに「大型が釣れる」という点もあると思う。
「ドラゴン」と称される大型タチウオは、大阪湾であれば一般的に120cm以上といった認識だろうか。そんなドラゴンを狙って釣るために実践してみたい、きくりん流ワンポイントが以下になる。
試してみたいドラゴン捕獲術
■タナ
ドラゴンの場合ボトム(底)付近にいるか、逆に思ってもいないような浮いたタナにいることも多いという。
■誘い
ボトム付近を狙うのであれば、ほぼ動かさないくらいのゆっくりとした誘い、またはジャークを入れないスローなストップ&ゴーが有効。逆に上記で述べた浮いたタナを狙う場合は、速巻きのストップ&ゴーが効果的なことが多い。
ジャーク、シェイクはあまり好まない。また、そういった誘いには好奇心の強い小型が先にバイトすることが多くなってしまうという。
■エサ
イワシがオススメ。サンマは脂分が強くニオイもあるのだが、これも先に好奇心の強い小型から先にバイトする傾向があるという。また、イワシエサは1匹丸々をエサにするので、自然体に近いことが警戒心の強い大型にも有効なのでは、ときくりん。
■タチウオテンヤのカラー
タチウオテンヤといえば、やはり定番かつ高実績なカラーがグロー。ドラゴン狙いにおいても、グローから始めるのはセオリーだが、小型タチウオからのバイトが多い場合、グロー塗料の少ないテンヤにシフトする。もしくは無発光のテンヤを使用することで、小型からのバイトが減ることも多いそうだ。
さて、以上がドラゴン狙いで試してみたい項目。もちろんジャークにドラゴンがヒットすることもあるだろう。ただ、ここではきくりんの経験を元に、「狙ってドラゴンを効率的に」という点からお伝えさせていただいた。
数釣りだけでなく、狙って大型を釣る、これはこれでテンヤタチウオのステキなアプローチ法になりますよね☆