サビキでサバ入れ食い、アナゴ、ガシラ(カサゴ)が夜釣りで狙える好釣り場を紹介

寄稿:竹村勝則

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

真夏の波止はあまりにも暑いので、釣果は二の次にして、夕涼みがてらの半夜釣りに行く。

釣り場は大阪南港のシーサイドコスモ。ここは冬から春は40~50cm級のチヌがフカセ釣りで釣れたので、よく通った所。

※魚釣り開放区域が指定されていますので、釣りをする際は釣りが可能な範囲を確認してから釣りをしてください。

際にイ貝が付くようになると、フカセ釣りよりイ貝をエサにした落とし込み釣りで、よく釣れるようになる。

夕方から釣行、サビキでは小サバが入れ食いに

釣行した7月27日の夕方は、暑いせいかチヌ狙いの人は誰もいなかった。

サビキ釣りの人が数人いて、そのうちの3人連れが20cmぐらいの小サバを入れ食いで釣り上げていた。今年はどことも小サバが多くて、よく釣れているが、ここでは小アジの回遊は、まだないようであった。

夜になってからがチャンス

こちらが狙うのはアナゴとガシラで、暗くなってからが時合なので、ゆっくり仕かけ作りをする。

アナゴは夜行性なので明るいうちは、めったに釣れることはない。日が落ちて、辺りが暗くなってくると、エサを探しに出てくる。

ガシラも似た部分があって、特にここでは暗くなると、型のよいガシラが釣れるので、専門に狙う人がいるぐらいだ。

アナゴはブッコミ釣り、ガシラはズボ釣りで狙う

アナゴはブッ込み釣り、ガシラはズボ釣りで際を狙う。ここは際がスリットになっているので、中に入っているであろうガシラに、エサをチラつかせて誘い出して釣る作戦。

エサは青イソメとサンマの切り身を用意。アナゴ、ガシラとも同じエサで釣れるが、どちらかと言えば、アナゴはサンマの切り身、ガシラは青イソメの方がよい。

19時頃、対岸のクレーンの間に真っ赤な夕陽が沈んだ。これからが時合となるはず。

まずはガシラ狙いで図のような2本針仕かけで青イソメを付けて、トンとオモリが底に着くと、ほんの少しオモリを上げてアタリを待つ。

ガシラはだいたい底にいるが、際を釣る場合は底から少し上のタナにもいることがあるので、オモリの上にも針を付けている。

アナゴのブッ込み仕かけは、ここは流れが速い時が多いので、オモリは20号と重くし、際から数m前方のかけ上がりと、そのさらに20~30m先へ投入する。

当夜は北寄りの風がソヨソヨと吹いて涼しく、夕涼みがてらの釣りにはうってつけだ。

暗くなって1時間。そろそろアタリがあってもよい頃だが、どうしたことかエサも取らない。

アナゴ狙いの竿はそのままブッ込んでおいて、ガシラ用の竿は手持ちで際を探り歩く。

半円状のベランダの左右を20mぐらい探ってみたが、1回もアタリがなかった。

釣座に戻って、アナゴ竿を持ち上げると、1本は根掛かりしていたが、手前のかけ上がり付近に投げていた竿には魚の手応えがあり、上がってきたのはアナゴ。自分の手の親指あるなしの太さだが、やっと1尾釣れた。エサは青イソメ。

さぁ、アナゴの時合と期待したが、それっきり音沙汰なし。ガシラ狙いの方もさっぱりアタリがないので、21時過ぎに納竿した。

 

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