【広範囲を素早くサーチできる】キャスティングティップランってどうやるの?

寄稿:末吉政直

末吉政直(すえよしまさなお) プロフィール

電動タイラバ、電動ジギングブームの火付け役的存在として常識破りな革新的アイテムを送り出す釣具メーカー「ZERODRAGON(ゼロドラゴン)」のスタッフ。キャスティングティップランなどの新釣法も提案中

ついにこの日がやってきました。それは、今年のティップランエギングの開幕。

当社の地元・伊勢湾でもすでに、多い船は1人30パイ近くを上げているようで、いてもたってもいられません。私と同じ考えの方も多いのではないでしょうか?

そんな、シーズンインしたばかりのティップラン。今年は一風かわった「キャスティングティップラン」で狙ってみるのはいかがでしょうか?

今回は、初めてこの釣法をお聞きになる方のために、やり方をおさらいしておきます。

その前に、釣行時には必ず新品のエギを数本入れておきましょう。理由は後ほど説明します。

キャスティングティップランのタックル

まず、ロッドですが私の場合、SH753とUMV723、UMV622を使用します。使用するラインは0.6号、リーダーはフロロ2.5号を使用。エギはティップラン用の30gと、ヘッドシンカー各種を用意します。

シーズン初期の場合、まずは新品のエギからスタートします。理由は、イカの噛み痕をしっかりと把握したいからです。イカがいるか否かを判別するのに、噛み痕だらけのエギではハッキリと分かりにくい。1パイ釣れて、いることが分かれば、どのエギを使ってもOKです。

キャスティングティップランの釣り方

やり方ですが、水深は浅いと5mぐらい、深くても20mぐらいまでのポイントで、まずはフルキャストします。

着水したらラインを止め、エギをカーブフォールさせます。着底をしたら小さく7シャクリくらいしてエギを跳ね上げ、またカーブフォールを繰り返します。

この時、水深にもよりますが、エギがボトムから1~3mをトレースしているのをイメージしてください。

アタリはティップにでます。戻るアタリが8割です。

最初、慣れないと、この戻るアタリが着底なのか判別がつきにくいので、とにかく違和感をティップに感じたら、即アワセを入れることが釣果に繋がります。

ボトムが分からない時はヘッドシンカーを

また、潮が速くボトムが分からないと釣りになりませんので、その場合にはヘッドシンカーを使用し、ボトムをしっかり感じられるウエイトにしましょう。

これをマスターできれば、広範囲を一気に、素早くサーチできますので、ポイントの見切りも早くでき、効率も上がるため、全体の釣果が確実に伸びます。

ぜひ、今年はティップランにチャレンジしてみてください。

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