釣り堀巡り・名人のワザに迫る!淡路島・福良「じゃのひれフィッシングパーク」編

じゃのひれフィッシングの名人の岩崎氏

各地の釣り堀には名人と呼ばれるいつも釣果を上げている人がいる。そんな各地の名人たちの技に迫り紹介する。これを読めば名人になれるかも!?

今週は淡路島・福良のじゃのひれフィッシングパークの名人、岩崎氏に注目。好釣果を上げる名人のワザに迫る!

名人の使用タックルの紹介

名人が使用するタックルは青物用の竿とマダイ狙い用の竿。マダイ狙いは少し軟らかめ、青物用は少し硬くパワーのあるものを使用する。これから始めるのならば最初の1本は青物用がオススメとのことだ。

マダイ用の軟らかめの竿の海上釣堀コアスペックⅡ(がまかつ)

青物用の竿エクスフォース350(シマノ)

やり取りがしやすいためレバーブレーキ付きスピニングリールを使用する

ウキは5号を使用

名人が必須アイテムの1つとして挙げていたのが底取り用のオモリ。持ってこない人も多いが、水深はその日によって変化するし、釣座によってもかわる。「底取りをするとしないでは釣果にかなり差が出る」と名人。

底取用のオモリは必携

名人こだわりのエサ

この日のパイロット的なエサとなったのは黄色ササミ。じゃのひれ釣友会のオリジナルエサだ。エサ付けは基本的に針が隠れるように付けるのがオススメ。エサは基本的に少しずつ試していくのが名人流。1つの種類をたくさん買うよりも少量ずつたくさん持ってくるのがオススメだ。

名人は当日20種類ほどのエサを用意していた。この日は黄色ササミに最初は反応があったが、ササミ1つでも赤色と黄色に染めたものとでは反応が全く異なるので必ずエサの種類は豊富に持っておこう。

当日のパイロット的なエサとなった黄色ササミ

名人の持ってきたエサの中でひと際目を引いたのがサンマ。しかも丸々1尾だ。それを中骨を抜いて、ヒラヒラとする状態にする。人が少ない時限定にはなるのだが自分の対角ぐらいの位置にエサを投入して高速巻きで引いてくる。これにカンパチがよく反応するらしく、当日も掛かりこそしなかったが、カンパチが後ろを付いてくるのは確認できた。活性が上がったのかその後生きエサで釣り上げていた。

ひと際目立ったのはサンマの1尾付け

名人のワザ

取材日当日は名人の入ったイケスでは朝イチ青物が上走りしていた。そこでまずは青物狙いからスタート。が、反応なし。

そこですぐにマダイ狙いに切りかえた。するとマダイがヒット。しかしすぐには釣り上げずじっくりやり取り。「少人数だからできること」と話す岩崎氏。すると青物がマダイの後ろを走りだした。

魚種は違うがしっかりやり取りすることで青物の活性を引き出した。名人も話した通りイケスに人が少ない時にしかできない釣り方ではあるがぜひ試してみてほしい。

じっくりやり取りして魚の活性を上げる

じゃのひれのポイント

じゃのひれの特徴だと名人が言うのが水深の浅さ。浅いイケスでは5~7mほどしかない。そのため水深のある釣り堀と違い、魚が層になって泳いでいるということが少なく、マダイ、シマアジ、青物がすべて同じタナを泳いでいる。そこで、朝イチはどの魚種を狙う場合でも攻めるタナは底付近からスタート。

また、一般コースと筏コースがあるのだが、大きな違いが底網があるかどうか。一般コースは底網がないので、魚のいるポイントがまたかわってくるとのことだった。

釣果を上げるために、もうひとつ大切になってくるのがバラシを極力減らすこと。バラすと活性が下がる場合がほとんどなので、極力バラシはNG。針をノマせてしまってもよいので1尾1尾を丁寧に取り込むことも、釣果を上げるために大切なポイントだ。

見事に全魚種を釣り上げた岩崎氏。さすが名人だ

以上がじゃのひれフィッシングパークの岩崎名人に伺ったじゃのひれ攻略法だ。参考にして釣果アップにつなげてほしい。

じゃのひれフィッシングパークの岩崎名人。自分の釣り以外にも後進の育成にも積極的で、毎週末じゃのひれに出向いている。じゃのひれ釣友会会長

じゃのひれフィッシングパークの詳しい情報を見る

※この記事は2019年6月7日発売の週刊釣場速報に掲載された記事を再編集、加筆したものです。

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