【関西のワカサギ生情報】後半に5連、6連と連発! まずめよりも、日中が高活性

寄稿:宮本安男

宮本 安男(みやもと やすお) プロフィール

ワカサギ釣り歴約25年。ホームグラウンドは室生ダムと布目ダム。得意な釣り方は、主にミャク釣り。過去最高釣果 は約600尾。2021年最高釣果は12月9日に室生ダムでの336尾。最大サイズは124㎜。ワカサギ釣り以外は、琵琶湖の小アユ釣り、モロコ釣り、友釣り、アマゴ釣り、波止からのタチウオ、メバル、ガシラ、ボートのキス、投げ釣りなど季節に応じた釣りを楽しむ。

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室生ダムは、2020年からワカサギ釣りが開始された、新しい釣り場になります。

2021年は11月1日に解禁されました。

解禁当初はブルーギルとモロコばかりで、ワカサギは30~50尾ほどが平均釣果でしたが、11月20日頃から釣れだし、100尾前後釣れるようなってきました。

釣れているポイントは、赤人橋南詰にある、釣り管理事務所「鮒屋」の裏側ダムサイト。

この「鮒屋」の事務所にはレンタル竿(投げ竿、ノベ竿1000円)が用意されていますので、ワカサギ釣りが初めての人も安心です。

仕かけや針、エサなどの販売もあります。日券は1000円、エサ(サシ虫)、日券は、事務所前の自販機で販売しています。

室生ダム釣り管理事務所の「鮒屋」。遊漁券、仕かけなどを販売

室生ダムは9時頃から釣果が上がる

釣行当日は8時頃に鮒屋に到着し、赤人橋南詰めのダムサイトへの下り道を約30m降りた辺りが釣り場です。

すでに4人の先客が竿を出していました。1人はミャク釣り、後の3人はウキ釣りで、それぞれ10尾ほど釣っていました。

ちなみに、もうひとつのホームグラウンドである布目ダムは夜明けから釣れ出すのに対して、ここ室生ダムは、9時頃から釣れ出す傾向があります。

さて、赤人橋の下から西に約30m辺りの場所に釣座を構えることにしました。

ヘラ台を置けるように、持参のトンガで斜面を削って釣座を作り、ヘラ台を設置。

竿受け、バケツ、エサ入れなどを用意して、早速竿を出します。

仕かけ

仕かけは、竿65-70のシマノのアマゴ竿蜻蛉、道糸1号、遊動ウキ仕かけにして、ウキがいつでもセットできるようにしておきます。

針は狐2号で、幹糸0.6号、ハリス0.4号、下にラセン付きオモリ1号をセット。

針に半分に切ったサシ虫を付け(サシ虫の頭と尻に針を刺し、真ん中をハサミで切る)ラセンに寄せエサを付けます(水面に直接のマキエは禁止なので、寄せエサとして、私は釜揚げシラスに、つなぎでパン粉を使いネリエにしています)。

ミャク釣りの方が掛かりはよい

竿を7mにして、ミャク釣りを始めますが、最初はまだ寄っていないのか、ポロポロと1尾ずつ掛かり、10時頃からは、好調に釣れだしてきました。

仕かけが動いているので、スレで掛かることもよくあります。1時間ほどして、アタリが遠退いたので、ウキ釣りにして、竿から手を放して、少し休憩。

ミャク釣りは、絶えず竿を動かすので、重い竿では腕が疲れてしまいます。

しかし、常に仕かけを動かすミャク釣りの方が、掛かりはよいです。

ワカサギは特に、動くエサには食指が働くようです。

タナに注意しながら探る

このポイントは、手前からだんだんと深くなっており、タナは底から1m切った辺りの、2ヒロにして、釣りを開始。

日が当たってきた昼前にはワカサギも少し浮いてきたようで、タナを0.5mほど浅くしたら、食いがよくなりました。

仕かけを底まで沈めると、ブラックバス、コイ、フナがよく掛かり、仕かけを失うことになるので注意が必要です。

この日は、13時頃からよく掛かりだし、15時の納竿前には、5連、6連と釣れることがありました。

布目ダムでは、夜明けから釣れだし、日が昇った10時頃にはアタリが止まりますが、室生ダムは釣れだしが遅いかわりに、日中に釣れ続くことが多いです。

15時半に納竿しましたが、このポイントは、当分釣れ続くと思われます。

この時期は、ノベ竿でも十分釣れますが、水位がもっと高くなる1月になると、投げ釣りの方がよいかもしれないですね。

アクセス

 

■交通…大阪方面からは西名阪道、名阪国道を利用。針ICで降りて、国道369号を進み、国道165号を左折。コーナン榛原店を過ぎて右折しダム方面へ。赤人橋南詰に室生ダム・釣り管理事務所(鮒屋)。

■期間…11月1日~2月末

■料金…日券1000円、年券5000円。入漁券は赤人橋南詰の鮒屋で購入可能。エサ、仕かけなども常備。

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