【アクセス抜群!】ファミリーでも釣りがしやすい人気スポットを紹介! 50cm級のチヌも期待できます

寄稿:竹村勝則

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

大阪・泉佐野 食品コンビナートでチヌを狙う

泉佐野食品コンビナートの北東側にある、通称「ドラム缶」のセル石岸壁が釣り場。

港内の広い道路なので、ガードレールに沿って車の駐車ができ、その前が釣り場。

近くにトイレと飲み物の自販機もある。

近くのトイレと自販機

便利な所だけに釣り人も多く、好シーズンになれば家族連れの釣り人たちで賑わう。

釣り場となるセル石は、400~500mあるが、ほぼ中央に荷揚げ桟橋がある。

この桟橋の左右がハネ、チヌのポイント。

桟橋から右にセル石が14個あり、その真ん中の2つは釣り禁止だが、先端近くのセル石は、常連が好んで入る、好ポイント。

桟橋から左には、セル石が15個並んでいる。

セル石は半円状で左右が10mほどある。

1人1個と言いたいが、釣り人が多い時は、譲りあって2、3人が竿を出す。

水深はだいたい4~5ヒロといったところで、前方に桟橋がある所は、桟橋の支柱近くが好ポイント。

今の釣り物はチヌ、ハネ、ガシラ、メバルぐらいだが、5月頃からはイワシ、アジ、サバが釣れ出すと思われ、サビキ釣りが面白くなる。

食品コンビナートは人気の釣り場

毎年のことながら、季節のかわり目は天候が不安定で、寒暖差、低水温のせいなどで魚が釣れたり、釣れなかったり。

いや、波止釣りでは、釣れなかったりの方が多いように思うのは、私だけだろうか…。

釣れなかった記事を書くのは気が引けるが、釣れなかったこともニュースの1つである。

今年に入って、泉佐野食品コンビナートへは数回見に行っている。

セル石と桟橋の風景

1時間ほどいただけなので、魚を釣ったシーンは見なかったが、常連の話では、日ムラがあるものの、チヌ、ハネは時々は釣れているようだ。

見に行く度に、エビ撒き釣りでハネ狙い、フカセ釣りでのチヌ狙いの人を見掛ける。

ここは車が横付けでき、近くにトイレと飲み物の自販機がある、便利な釣り場なので、時間があればチョイ釣りに来るルアーマンもよく見掛ける。

いつ行っても何人かの釣り人がいる人気釣り場なのである。

あまりの好天気に、足が釣り場へと動く

3月9日(小潮)、家を出るのが遅くなったが、あまりの好天気なので、チヌ狙いで泉佐野食品コンビナートへ出掛けた。

セル石の先端から2つ目に、フカセ釣りでチヌ狙いの人が2人。

チヌ狙いの釣り人

セル石の中間にある桟橋のすぐ左側で、エビ撒きでハネ狙いが1人。

桟橋すぐ左でハネ釣りをする釣り人

桟橋のすぐ右側には胴突き3本針で、サシエはシラサエビを付けてのウキ釣りが1人いた。

あとの数人は投げ釣りとルアー釣りをしていた。

各釣り人に聞いて回ったが、10時の時点では、まだ何も釣れていなかった。

好天気で風は弱く、海はベタ凪。

釣りはしやすいが、ベタ凪すぎると、魚の食いは渋いだろう。

こちらはチヌ狙いで、桟橋から2つ目のセル石を釣座とした。

仕かけ

仕かけは0.8号の棒ウキと、0.8号オモリ。

潮が澄んでいるので、ハリスは1.2号を3m(ハリスにG1とG7を2段打ち)、針はナノチヌフカセ2号。

重めの仕かけで、しっかりタナが取れるようにした。

マキエはオキアミ3kgを粗潰しで、配合エサは、マルキユーナンバー湾チヌⅡを1袋と、ニュー活さなぎミンチ激荒2袋に、チヌパワー1袋をまぜた。

タナは4ヒロ半ほどで、エサを少しハワせる。

マキエを打ち続けるも、アタリはなし

当日は満潮が1回だけの潮回りで、満潮はとっくに過ぎ、ゆっくり引きに入っている。

釣り始めは、潮がゆっくり左へ流れていて釣りやすかったが、ほどなく上潮だけが、やけに速く流れだした。この潮に道糸が引っ張られるので、ライン調整をしなければ、仕かけが上手く流せない。

前方にある桟橋の支柱近くのポイントへ、65cmのマキエ杓で、何とかマキエが届くので、チヌがいれば、きっと誘われて、やってくるはずだと、せっせとマキエを打っては仕かけを打ち返す。

先客が、アタリがあったという場所へ入るも、反応なし

左隣の胴突き3本仕かけでウキ釣りの人は、「アタリらしきものが何回かあり、エサのシラサエビを何回か取られた」と言っていたが、何も針に掛からないので帰っていった。

エサを取られたと聞いたので、すぐその後へ入った。

水深を測り直すと、ほんの少しだが浅いので、タナを少し上げて、エサを少しハワせ加減にする。

サシエは、くわせオキアミスペシャルと、くわせオキアミ食い込みイエローを使い分けたが、アタリはでない。

出典:マルキユー

アタリがないまま、惜しくも納竿

2時間ほどしてから、流れが緩やかになってきたので、これからが時合かなと粘ってみたが、エサをかじらなければ、アタリもないので、15時過ぎに納竿した。

釣りを見に来た常連の1人は、「毎年、冬から春に、ここへチヌ狙いでくる」と言い、「2月には42~47cmのチヌを3尾釣った。大物では、以前に54cmを釣ったことがある。釣り方は00か000ウキでのスルスル釣りだ」と言っていた。

当日は釣れなかったが、1年に1度のチヌの乗っ込みが間近。

これからに期待しよう。

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