エビ撒き釣りで日中はグレ、夜はメバルが狙えるポイントを紹介!

寄稿:竹村勝則

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

大阪・阪南港 岸和田新東防波堤

大阪・阪南港 岸和田新東防波堤はこんな釣り場

大阪・阪南港の岸和田新東防波堤(白灯)から北へテトラ帯が続いている。

このテトラ帯の前がポイントで、テトラは小さめなので、幾分歩きよく、足場のよい場所を選ぶと腰を掛けて釣りができる。

水際にはまだワカメがあるので、仕かけが引っ掛からないようにして、その前方を狙う。

タナは1ヒロ前後なので、マキエ杓で上撒きするだけで十分釣れる。

このテトラ帯は、夜はメバルだが、日中はそろそろグレが釣れ始める頃だ。

テトラ帯は足下に要注意とライフジャケットは必携。

白灯波止から200mほど先でテトラが大きくなり、メバル釣りをするには危険なので行かない方がよい。

半夜釣りでメバルを狙う

例年、5月のGW頃は、季節のかわり目であり、釣れる魚の入れかわり時でもあるだけに、釣況は不安定なものだ。

今年のGWは、好天気が続いたので、釣れ出した魚(サヨリやグレ)が釣れ続くかと期待したが、釣れるには釣れたが日ムラが多かった。

5月も下旬を過ぎれば、また新しい魚(アジ、イワシ、サバなど)が釣れるようになり、まだ小型だが、万人向きのサビキ釣りが面白くなってくる。

昼間の釣況がイマイチなので、半夜釣りでメバルを狙ってみようと、阪南港の岸和田新東防波堤(白灯)北の、ホクシン前テトラへ行った。

いつもは白灯波止から北へ200mほど行ったテトラのかわり目(大きなテトラになる)で竿を出すのだが、当日は風が西南から吹き、少し波立っていたので、風当たりが少しマシな白灯波止近くへ入った。

すぐ近くで常連さんがフカセ釣りでチヌ釣りをしていて、30cmぐらいのチヌを1尾釣っていた。

その常連さんの話では、先週「昼から夕方までの釣りで、このテトラからエビ撒き釣りでハネを3尾(50~60cm)とチヌを1尾釣った」と言う。

先日立ち寄った時は、このテトラで沈め釣りでチヌ狙いの人がいたが、半日やってもチヌは釣れていなかった。

ここのテトラは小さめなので、足場がよさそうなテトラを選ぶと、腰を掛けて釣れるので楽チンである。

18時45分、前方にある地の一文字に夕日が沈んだ。

筆者の仕かけ

さぁ、これからメバルの時合がやってくるぞと、ナイロンカゴでシラサエビの中層撒きを5、6回。

その後、上撒きを3、4回してから、上記の仕かけで、タナは1.5ヒロから釣り始めた。

スタートするもアタリがない

ところが、電気ウキが鮮明に見えるようになっても、アタリがなければフグにエサも取られない。

タナをいろいろかえても、アタリがなければガシラもこない。

こんなはずはないと、マキエを半分ほど使ったが音沙汰なし。

それなら、いつもの場所だと、テトラのかわり目へ場所がわり。

まだ波気があって、ザワついているのが気掛かりだが、とにかくマキエだと、中層撒きと上撒きをした。

普段なら、これだけ撒けば、1度や2度のアタリがあるものだが、アタリがないのは波気があるせいだと諦め、移動することにした。

移動後1投目でメバルのアタリが

テトラの中間辺りまで戻ると、波気はマシになっていた。

マキエが残り少ないので、上撒きだけにして3回撒き、仕かけを入れると、何と1投目からウキがスッ、スーッと入った。

合わせるとグーン、グルグルーッとメバルの強引。

タイミングを見計らって抜き上げたのは、20cmの良型メバル。

やっぱりメバルは居たと嬉しくなる。

しかし、入れ食いにならない。

残り少ないマキエをエビタモで掬って、マキエ杓のカップに入れ、3回撒いた。

するとまたウキにスッスーッとアタリ。

これは21cmの良型メバルだった。

その時、釣ったことを祝うかのような打ち上げ花火が、泉大津方面の夜空に10数発、ドドーンと上がった。

「えっ、今時花火!?」

何か催し物があったであろう。

思わぬ花火は見れたが、物音に敏感で臆病なメバルなので、その後アタリがピタッとなくなった。

メバルが釣れなくなったのは花火のせいにして、21時過ぎに納竿した。

アクセス

 

白灯波止根元の道路の曲がり角に、防潮堤へ昇り降りできるハシゴがあり、その付近に駐車もできる。

なお、木材コンビナートへの車の進入は22~5時まで禁止。

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