この時期、和歌山・日置沖で盛り上がりを見せている釣り物が「アカイカ」である。
ほかのエリアに比べ、サイズは小ぶりなものの、数釣りを楽しむことができる。魚に比べ、調理も簡単、保存も効くので、たくさんあっても困らないのがイカのよいところ。
アカイカを狙って出船している日章丸に、第一精工のスタッフ森本寛史氏と堀川泰知氏と乗船した。
ポイントは港から約10分ほどの、水深27mライン。天気予報では曇りだったのだが、当日は雨が降ったり止んだり。風も吹き、海上はウネリも発生していた。
日章丸の木岡船長の話では、イカは底から数mの範囲、基本は底中心に探るのがよいそうだ。
ポイントに到着し、まだ明るい内に釣り開始。しばらくすると、堀川氏の竿にヒット。巻き上げ中に、森本氏も続いてヒット、幸先よくダブルヒットとなった。次にヒットしたのは、堀川氏。釣り上げたのはスルメイカのダブルだ。このまま勢いが続くかと思ったが、なぜかアタリが遠退いた。
その後は、ポツリポツリと釣れるといった時間が続く。日が暮れ始め、集魚灯が点灯。周りにも数隻の船が集まる。
辺りが真っ暗になった頃、ここからだった。このポイントの本領発揮。
竿先がクンッと入る明確なアタリが連発。タナは底から10mの間。そのタナに仕かけを入れ、2、3回シャクってステイ。そこに、気持ちのよいイカのアタリがくる。
その後も、投入ごとにアタリがある入れ乗り状態が納竿まで続いた。
船長の話では釣期は8月末頃まで。まだまだ時間はあるので、ぜひアカイカの数釣りを堪能してみてはいかがだろうか。
日章丸ではリレー便でSLJも楽しめる
日章丸では、要望があればSLJとアカイカのリレー便も出船可能。当日はアカイカ狙いだけでなく、前半はSLJを堪能した。
ポイントは港から約10分ほどと目と鼻の先で、日置川の河口から少し沖に走った所。ここは砂地に岩礁が点在しているようなポイントだ。その岩礁に付いている根魚などを狙う。
45gと60gのジグを状況に応じて使用し、開始早々、オジサン、サバ、アカハタなどがヒットし満喫した。
終始アタリが多く、このポイントの魚影の濃さを改めて感じることとなった。
当日の様子は、第一精工オフィシャルYOUTUBEチャンネル「DaiichiSeikoOfficial」で公開予定。
ぜひチェックしていただきたい。