日本各地に筏やカセのカカリ釣り場は多数点在するが、そのエリア、そして同じエリアでも渡船店ごとにそのカカリ釣り場は、釣座となる筏やカセの大きさ、トイレのあるなし、水深や潮流、狙えるターゲットなどなど、さまざまな顔を持つ。このシリーズでは各地に点在する船宿ごとのカカリ釣り場を釣り場風景をまじえて紹介していく。
今回は「福井県若狭大島・西森渡船」
福井・若狭大島の西村にある西森渡船は、大島半島に沿って小浜湾内の朝倉、冠者島、涙水、葉夫、大浦などに筏を設置している。チヌを主体にアジ、メバル、スズキ、イカなど四季折々の魚が狙える。筏にはトイレ完備で、女性や子供も安心。
また、朝倉一文字への渡船も行っており、大人数でも釣りが楽しめる。待合所には氷の自販機、飲料やカップラーメンの自販機もあり。民宿も営業しており、釣行前日からの素泊まりや、釣りの後は新鮮な魚介類に舌鼓を打つことも可能。
朝倉筏
水深8m前後で全6基。春の大型狙いに実績ある波静かな全天候型のポイント
冠者島筏
水深10~15mで全3基。潮はやや速いが夏~秋のチヌは数釣りが楽しめる好ポイント
葉夫筏
水深10~12mで全4基。潮の流れが複雑で中、上級者向きだが、チヌ、アジともに狙える好場
涙水筏
水深8~12mで全8基。潮は釣座の左右に流れて釣りやすい初心者にもオススメのポイント。チヌは型、数ともに期待でき、アジ、スズキも狙える
大浦筏
水深10m前後で全2基。潮が緩く初心者にも釣りやすいポイント。乗っ込み期の良型チヌやアジ狙いが特によい
朝倉一文字
水深10~15mで入り江の入口に伸びた釣り場。足場がよく、チヌのほかアジ、イカ、スズキ、メバルなど魚種多彩に狙える釣り場
渡船は2隻体制。船乗り場の前が無料駐車場で、道路を挟んだ奥には待合室と民宿がある