京都府久美浜湾のカセが、4月1日に待望の解禁を迎える。
久美浜湾は、例年4月1日から7月10日までの春シーズンと、8月20日から11月末までの秋シーズンにチヌを主体とする釣りが楽しめ、それ以外の時期は禁漁になる。それゆえ、魚影の濃さも抜群で、ベテランだけでなく、初心者も十分楽しめるカカリ釣り場だ。

一般的に久美浜湾の春シーズンは「型」、秋シーズンは「数」が期待できると言われるが、昨シーズンは開幕から、年なし前後の大型をまじえてよい人2ケタ釣果もあるなど、型、数ともに抜群のスタートダッシュに成功しただけに、今期も同様の釣果に期待したいところだ。

先日、いざわ渡船の船長に話を伺ったところ、「まだ解禁していないから何とも言えないが、カキの作業をしていればチヌは例年同様によく見える。また、今期は久美浜湾のカキが例年になく大豊漁で、釣りの方のエサにも多く回せる」。なので、カキエサでの大型、良型狙いにも期待が持てそうな気配だ。

釣り方は、旧来の春の狙い方の長竿でのウキ釣りの人もいるが、近年は短竿での釣果も多く、カキエサでの落とし込みや、チョイ投げでの広角釣法などで楽しめる。

今期の開幕までは、もう秒読み。この春は、大チヌまじりの好釣果を狙って、久美浜湾のカセへ挑戦してみては。