【高校生考案】魚醤の搾り粕を有効活用した「魚醤粕コマセ」

新潟県立海洋高校の生徒さんが考案した「魚醤粕コマセ」が面白い。

さまざまな水産・海洋関連のことを学べる高校だが、その食品研究部の釣り好き部員と(株)能水商店が共同開発したという。

魚醤粕コマセ

能水商店自体も、そもそも海洋高校の職業教育を支援する目的で設立された会社だそうだ。水産業の学び舎として海洋高校があるばかりではなく、そこでの学びが実際にはどう社会貢献・産業に結び付くか、そんな仕組み作りをも学べるシステムで、密接な関係にある。

さて、海洋高校のある糸魚川(いといがわ)市では、近隣河川にサケが回帰する。

そのサケを有効活用して発売されているのが、鮭の魚醤「最後の一滴」。

サケ魚醤「最後の一滴」

出典:「能水商店」公式

その「最後の一滴」は、海洋高校の生徒さんのアイデアも生かし製造され、能水商店の商品として販売されているそうだ。魚介類との相性はバツグンによいとの評判を消費者からも得たという。

さて、そして「魚醤粕コマセ」である。

「最後の一滴」の製造過程において出る「搾り粕」を釣り用のコマセにしたのが「魚醤粕コマセ」。

アミノ酸をたっぷりと持つ魚醤ですから、魚もバリバリ寄ってきそうですよね! 実際に能生漁港での実証試験では、サビキ釣りでアジが爆釣した実績もあるんだとか。

ちなみに、写真は「にいがたフィッシングショー2023」で撮影したもの。サンプルがあったのでニオイを嗅がせて頂いたのだが、絶妙にコチラのお腹が空くような…。そんな「かほり」でした。

ランキング

釣り場・釣り船の情報をまるっとチェック!