≪チヌ釣り師必見≫趣きのある釣り場で攻略するチヌ&グレ

兵庫県の北東端、津居山・田結の磯

津居山湾は兵庫県の北東端、京都府との境界近くに位置し、湾口から東沿岸に好磯が点在。湾口西沖にも後ケ島など大きな磯が数カ所あって、津居山・田結の磯釣り場として知られている。

■兵庫県の北東端のエリア

メインで狙えるのはチヌとグレ

釣り物のメインはチヌとグレで、魚影の濃さは抜群。チヌは例年、2ケタの好釣果が出ているし、グレは型を問わなければ、入れ食い状態が楽しめる。今春は新型コロナウイルスの影響で、十分な釣りができていない状況だが、収束に向かえば、また磯釣りが楽しめるので、その日を心待ちに、参考までに好磯と釣り方の要点をまとめてみよう。

■チヌとグレが狙える魚影抜群の磯

ダキツキ

トウシ

フカセ釣りで狙う

釣り方はフカセ釣りで、円錐型のウキを使う人が多いが、筆者は水深があるポイントでは棒ウキ(1~1.5号)を使用し、重めの仕かけで速くタナへ沈めるようにしている。

■重めの仕かけで早く沈めることが吉

水温が低くてもエサ取りは多数

水温がまだ低いからと言ってもエサ取りはおり、フグを筆頭にイソベラ、キュウセン、アイナメなど。特にフグが多いので、針は十分に持参したい。それにカンダイ(30~50cm)もいて、竿を大きく絞り込む。多い日は5~6尾釣った経験もある。

■エサ取りはフグが多い
■カンダイがいるのでその強引を楽しめることも

カンダイ

グレもかなり期待できる

毎年5月下旬から6月になると、よく釣れだすのがグレだ。サイズは手の平前後から、大きくて30cm前後だが、とにかくよく釣れるので、入れ食いを楽しみたい人にはピッタリだ。チヌ、グレともにフカセ釣りで、マキエはオキアミに、配合エサをまぜる。サシエはオキアミでよい。

■サシエはオキアミ
■マキエはオキアミ&配合エサがグッド

釣り場の特長

釣り場の特長は、津居山湾へは大きな川の円山川が流れ込んでいること。当然、汽水域が広いが、このような所はチヌにとっては好環境で、魚が育つ。そのすぐ沖に磯釣り場が点在するのだから、魚影が濃い訳で、釣れるチヌのサイズは30~40cmがレギュラーだが、50cm級も毎年10尾ほどは釣れている。

■丸山川が流れ込み、汽水域が広がっているのでチヌが濃い
■50cm級のチヌも狙える

円山川の流れは、湾口から東沿岸を流れる。大雨なら濁りが入るが、よほどの大雨でない限りは、チヌ釣りにとっては好条件となることが多い。春は寒暖差が大きいので、そのような日には朝から10時頃までは、円山川おろしの霧が流れる。

幻想的な風景の中でのチヌ釣りも趣があるというものだ。

【筆者:竹村勝則】

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