【約3mの釣座間隔でゆったり快適!!】今春就航の16トンの大型船は、定員12人で優雅なイカ釣りが楽しめます

日本海は、イカ釣りの好シーズンが到来。

今期はヤリイカの姿もまだあるものの、すでに美味で人気のケンサキイカが釣れ出しており、早くもイカメタルやオモリグの好シーズン突入の気配です。

そんなイカ釣りのメッカ、若狭は小浜に、優雅にイカ釣りが楽しめる船が誕生しました。

小浜新港・福丸2号艇「琉惺」

この船は、小浜新港を基地とする超人気船、福丸の2号艇。

福丸の古谷繁和船長が、「5年ほど前から計画はしていた」と言う、待望の2船体制が整いました。

船長の話では、「今までは、せっかく予約の電話をもらっても、ケンサキイカ釣りのシーズンは満船も多く、その度に断るのが心苦しかった」そうで、「この船の就航で、今まで断っていたお客さんのうち、何人かでも乗れるようになれば嬉しい」とのこと。

現在のところ、「1号艇の福丸が満船、もしくはそれに近い人数になれば、これからは2号艇に振り分けて、どちらの船もゆったりと釣ってもらいたい」そうです。

超ゆったりで優雅なイカ釣りを!

ちなみに、この船、16トンの大型船ですが、乗り合いの最大人数はナント12人!!

舳先からトモまで片舷6人の、超ゆったりな少人数制です。

先日訪れた時に、船長と釣座間隔を計測したところ、自分の竿受けから隣の竿受けまでの間隔は2.9m!!

隣りの釣り人まで、およそ3mの間隔がある快適さです。

イカメタルやオモリグで狙う時に、海況によりタナが深く、潮が速くても、オマツリの心配も少なく快適に釣りが楽しめます。

船の装備もバッチリ

イカを集める集魚灯は、船体の至る所全てにLED集魚灯を装備。青色、白色ともに備えており、状況に合わせて使い分けることもできます。

また、LEDの特長として、肌が焼けにくい上に、暑い季節には特に気になる蛾や蜂、カメムシなどの「虫」が、メタハラなどと比べて寄ってきにくいのも魅力。

釣座の広さだけでなく、虫の被害も最小限に抑えられるので、今まで以上に快適度がグーンとアップします。

そして、釣ったイカを活かしておく個人イケスは、釣座のベンチシート下にそれぞれ完備。

足元にカゴを置いた場合には、イケスが邪魔になることもあったり、イカが飛び出したり、吐いた墨や海水が飛び散ったりしますが、これならそんな心配も無用。

釣れた時に開けて入れて、フタをしておけば、逃げたり、墨がかかる心配もありません。

秋にはアオリイカのデイエギング再開予定

そして、耳寄りな情報がもう1つ。

小浜新港の福丸は、秋のアオリイカシーズンに流し釣りのデイエギングを始めたボートエギングの老舗ですが、今秋は2号艇で再開する予定とのこと。

これも毎年昔からのファンが「船長、今年はエギングに出るか?」との問い合わせが多かったのに、なかなかその声に応えられていなかったそうで、今年からはケンサキイカのほかに、アオリイカ狙いも楽しみなところです。

船名「琉惺」の由来

そして、個人的に気になったのが、船名。

「新しく船が就航する」と言う話は聞いていましたが、船名は福丸の2号艇なので、「福丸Ⅱ」とか「第二福丸」など一般的な船名を想像していました。

それが現地で初めて船を見た時に、船体に書かれていた文字は「琉惺(りゅうせい)」。すぐに船長に「何で(琉惺)なんですか?」と聞きました(笑)。

すると船長は「お客さんに、ゆったりと釣ってもらいたいのもあるけど、元々は孫と(船で釣りをして)遊ぼうと思っていたから(笑)」。「だから、孫の名前」だそうです。

先日はそのお孫さんと一緒に湾内で釣りを楽しんだそうで、近い将来は3世代の船長の揃い踏みがあるかもですね。

 

若狭湾は年々ケンサキイカの開幕が早くなっており、今期はすでに大型、良型がまじった好釣果も出ています。

今シーズンのイカメタルやオモリグは、小浜新港の福丸で、ゆったり快適で優雅なイカ釣りを楽しんでみてはいかがですか?

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