【グレの釣り方】免許不要のボート”カセ”から狙うズボ釣り基本講座

釣り方もそれほど難しくなく、強い引きが高確率で楽しめる、和歌山・串本のカセのグレ釣り。

釣れるサイズも40cmオーバーがメインと良型が期待できるのも魅力。

今回は、串本・大島の愛丸フィッシングでグレを狙ってきた。そこで教えてもらったグレの釣り方を紹介。

この記事を参考に、ぜひ釣りに行ってみて欲しい。

こんなにもグレが釣れることも!

グレが濃い”センカイ奥”

串本のカセでは、アンカー掛けや養殖筏に付けたりと、場所やカセの付け方でさまざまなポイントがあるが、その中でも「グレの魚影が抜群に濃い」と言われているのが、センカイ奥のカセ。これは、本州と大島を繋ぐ橋の手前にある、苗ケ島に繋げている、センカイの堤防の際に付けているカセのことだ。

ここの堤防はスリットになっており、潮通しがよく、また堤防の際には石積みがあり、急激なかけ上がりとなっているため、グレをはじめ、さまざまな魚の棲家となっている。

その日、時間によって潮の向きはさまざまだが、最もよいとされているのが、苗ケ島に流れる潮だ。

ズボ釣りのタックル

「グレ狙い」と言うと、円錐ウキを使ったフカセ釣りをイメージする人も多いが、ここのグレは、掛けていかないといけないため、ハリスに針を付けただけのシンプルなズボ釣りがベター。潮が速い時には、状況に合わせて、ガン玉を打つこともある。

仕かけ図

ルアーロッドでも代用可能

グレ針の7号前後がベター

エサ取りが多い場合

また、あまりにエサ取りが多い時は、マグネットカゴを使って、サシエとマキエをカゴの中に入れてタナまで下ろすのが有効な場合がある。その際はマグネットカゴなどを付け、その先に、1mぐらいのハリスを付けておけばよい。

▲写真はバタフライと呼ばれるカゴ

エサは基本的にペレットを使用

串本のカセでは、グレを狙うのに養殖ペレットを使うのが基本。マキエ用のドライペレットとサシエ用のモイストペレットがある。エサは、予約の際に伝えておけば船宿で用意してくれる。1人分で2000円(2023年7月現在)。

サシエの付け方だが、モイストペレットを1つ手に取り、よく揉む。乾いてきたら少しだけ指先を濡らすと練りやすい。

▲サシエ用のモイストペレット

 

エサ取り対策に有効なドライペレット

基本的には、モイストペレットを使うが、エサ取りが非常に多い時には、ドライペレットをエサとして使う。ドライペレットは硬くて針には刺しにくいため、針のフトコロに挟み込む。最近はこれがよい時が多いらしい。

▲ドライペレットは硬いので、針のフトコロに挟み込むようにして入れる。エサ取りが多い時には効果的。ドライペレットには、グレ針7号がよい

 

アオサを使うことも

また、状況によっては、アオサでアタリが続出する場合もあるそうだ。

▲船長が用意してくれたアオサ。アオサはまとめて針に縫い刺しする。アオサは、あまりエサ取りが食べないので、エサ持ちは、モイストペレットに比べてよい

ズボ釣りの基本の釣り方

①マキエをパラパラと少し撒く

②仕かけを入れる

③タナ(底から3-5㍍上)で、仕かけをステイ

④時おり竿を上げ下げする

⑤穂先を押さえ込むようなアタリがあれば、全て即合わせ

⑥やり取りを楽しもう!

ドラグは、強く引っ張れば滑る程度にしておく。底は根が荒いため、状況に応じてドラグ調整するのも大切。エサ取りのアタリは激しくココン、コンとアタるため、エサ取りとグレのアタリの違いを見極めて合わせることが大切。ここのグレは居食いすることが多いので、合わせないと掛からないことが多い。

▲筆者が釣行した時は、上層にオヤビッチャ、中層にイサギの幼魚である、ウリボーが湧いていた。エサ取りを交わすために、ドライペレットをエサとして使用。これによって、仕かけがタナまで入った。状況を見極めてエサをチョイスするのが大切

▲グレは、竿を絞り込むような強烈な引きをする。ドラグを締めすぎていると、ラインが切れてしまうこともある。逆に緩すぎると、底に根ズレしてしまい、ラインブレイクしてしまうので、主導権を握られないように上げていこう!

 

サイズだけでなく、数も期待できる串本のカセ。

強烈なグレの引きを楽しみにぜひ、この記事を参考に釣りに行ってみてほしい。

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