シラサエビが品薄になる理由を100年以上続く老舗の釣具店に聞いてみた!

ポピュラーな釣りエサな「シラサエビ」。

シラサエビは、波止釣りでメバルやハネなどを釣るエビ撒き釣りに使われたり、船釣りでタイを狙ったり、海上釣り堀で使ったりと、とにかく出番が多いエサ。

そんなポピュラーなエサなので、釣具店では1年を通して販売されているのですが、4~6月頃になると、どこも品薄で手に入りにくくなると思いませんか?

今回はそんな品薄になる理由を、大阪・大阪市にある創業から100年以上続く老舗釣具店「伊勢吉(いせきち)」さんに聞いてみました!

釣具専門店 伊勢吉(つりぐせんもんてん いせきち) プロフィール

釣具専門店 伊勢吉は創業100年以上の歴史と信用、実績を持ち、池の小物から磯、船の大型魚まで、幅広い品揃えが自慢。また、釣り好きなスタッフが、最新の釣法や仕かけなども丁寧に教えてくれるので、初心者も安心できる優良釣具店。 大阪府大阪市住之江区南加賀屋4丁目11番11号

理由は大きく2つ

今回、お話を伺ったのは伊勢吉ベテランスタッフの足立さん。

足立さんによると、大きく2つの理由が考えられるようです。

①漁の方法が変わるタイミングは少なくなる

まずは漁の方法が変わる4~5月のタイミングは、漁獲量が少なくなるということ。

現在、関西のシラサエビ漁のほとんどが琵琶湖で行われていて、主に沖引き網漁という方法で、水深の深い場所のエビを網で捕獲しています。

ですが、5月1日から、比較的浅いヨシ帯などで、カゴの中にエサを入れてエビが入るのを待つカゴ漁に変わります。

このタイミングは水温が変化する季節で、エビが深場から浅場に移動するタイミング。なので、すぐには捕獲量を確保できないというのが理由の1つのようです。

②小鮎漁に移行する漁師さんもいる

2つ目の理由としては、このシーズンになるとシラサエビ漁から小鮎漁に移行する漁師さんが増えることも理由なんだとか。

 

シラサエビが品薄になるのには、そんな理由があったそう!

農薬などの影響もあるのでは……と、一部では囁かれていますが、それが確かな原因かは分かっていない様子。

品薄になるシーズンは釣りが楽しくなってくる時期なので、頭を抱える釣り人も多いとは思いますが、「こんな理由があったんだ」と思って少しの間はガマンする必要がありますね。

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