和歌山・南紀の夏の風物詩「アカイカ」。
身が柔らかくとても美味しいイカで、シーズンになると多くの人が通う人気ターゲットだ。
アカイカは、イカメタルと呼ばれるルアーで狙う釣り方が人気。
今回は和歌山・日置の日章丸に乗船。実際の釣行基に、イカメタルで狙う、アカイカの釣り方をお届けしたい。
水深が浅くて釣りやすい日置沖
さまざまなエリアで狙うことができるイカ釣りだが、中でも筆者がビギナーにオススメしたいのが、和歌山・日置沖。
ここは、狙う水深が浅く、筆者が釣行した時で28m、深くても50m前後までと浅い。そのため、タナを絞りやすく、また、水深が浅い分、オマツリなどのトラブルにもなりにくい。
そして、釣り場まで港から10分ほどと、とても近いのも嬉しいポイントだ。
日章丸では基本的にはアンカーを掛けたカカリ釣りでアカイカを狙うが、潮が速い場合には、船を立てて流し釣りで狙うこともある。
タックル&仕かけ
日置沖では、基本的にイカメタルでアカイカを狙う。潮がとても速い場合には、オモリグも有効だが、水深が浅いため、あまり効果的でない場合が多い。
竿はイカメタル専用ロッドにリールはカウンター付きベイトリール、慣れている人はスピニングリールでもよい。オモリがわりのメタルスッテは25号までを用意し、仕かけの上部に1.8号のドロッパーを付ける。
釣り方
①仕かけをサミングしながら下ろす
②タナに着けば、竿を大きく2、3回シャクる
③大きく竿を上げた後、フォールスピードに合わせて竿先で付いていく
④竿先が目線の前まできたら、5秒ほどステイ
⑤竿先がフッと上がったり、竿先に重みが乗れば軽くフッキングして合わせる
⑥一定速度でリールを巻こう!
日によって当たりの誘い方はかわるので、さまざまな誘いを試していこう!
釣行当日の現場生情報
筆者が釣行した日のタナはほとんどベタ底だった。ここ最近は、底から5~10m上にゴミなどの層があり、それが邪魔をしてイカが浮いてこないらしい。そのため、基本的にはベタ底にタナを絞って誘えばよい。
圧倒的によかったのが赤白のドロッパーだった。そのほか、船長がオススメするのは、赤緑や赤黄などもよい。ローテーションして、試していこう!
盛り上がりマクリの日置沖のアカイカ釣り。
美味し~いイカを食べたい方は、ぜひこちらの記事を参考に釣りに出掛けてきてください。
■取材協力:日章丸