大阪・泉南　深日港

深日港は電車釣行（南海電車 多奈川線の深日港下車、徒歩5、6分）もできる好釣り場。

車は港内にも停められるし、赤灯波止手前にも数台は駐車できる。

港内は足場がよいので、ファミリーフィッシングに好適。

サビキ釣りで豆アジ、小サバにイワシが回ってくれば、よく釣れる。紀州釣りでチヌも狙える。赤灯波止の灯台手前の外向きでは、紀州釣りでチヌ、グレが釣れる。

カーブ点手前はテトラは入っていないが、ステ石が前方まであるので、サビキ釣りはウキ釣りで遠投するとよい。昼間は豆アジサイズだが、夜は良型アジが釣れる。

テトラ帯は足場がよくないので要注意だが、半夜釣りだとメバル、ガシラがメインで、時にはグレ、マダイ、ハネなどがくることがある。

今回は半夜釣りで根魚を狙う

夏場の波止釣りは、日中の猛暑を避け、朝夕か半夜釣りに限るとばかりに、夕方、泉南の深日港へ出掛けた。

当日は曇天で南寄りの風が大変強く、大阪湾沿岸では釣りができる場所が限られた。

深日港は地形的に南風なら陸から吹くことになるので、ポイントでは後方からの風となるから、楽に釣れる。

とは言っても、仕かけの投入は楽だが、仕かけを掴むのが大変。凧上げ状態になって、なかなか掴めない。身体が強風でフラつくほどだから、要注意であった。

土曜日なので深日港内は釣り人が多いはずなのに、強風のせいか釣り人はまばら。サビキ釣りで豆アジが少し釣れている程度だった。

好ポイントの赤灯波止も釣り人は少なく、カーブ点の手前で、ウキサビキで遠投している人が、豆アジを少し釣っているぐらい。

波止先端のテトラで穴釣りをしている人は、「風で釣り辛く、ガシラを1尾釣っただけです」と言っていた。

夕方と言っても18時頃はまだ明るく、半夜釣りの本番は暗くなってからなので、まだ1時間少々の時間があるので、ゆっくりと仕かけ作り。

私の半夜釣りの定番仕かけは、竿は中通し竿の1号5m、スピニングリール（3000番クラス）に道糸3号、ハリス1.5号（60cm）、針はメバル針9号。電気ウキは大（5B）。

エサは青イソメ（500円分で約3時間の釣り）。

釣り場は赤灯波止の付け根から、カーブ点の手前までのテトラ帯。

明るい間にテトラの沈み具合などを見ておき、テトラの際や、少し前方を釣るのである。

当日はまだ明るいうちは、ボイルとオキアミのサシエで試したところ、アタリがないのにキレイに取られることが多かった。これはフグの仕業だ。

そこで、テトラとテトラの隙間へ、穴釣りのように仕かけを入れると言うか、落とし込むと、チョコン、スーッとウキが入るアタリで、小型ガシラ（リリースサイズ）がよく釣れた。

そのうち、思わぬ強引がきて、何とか穴に入られずに取り込んだのは、30cm近いカンダイだった。

赤色の電気ウキがよく見えるようになった19時過ぎから、いよいよ半夜釣りの本番だ。青イソメを1匹付けて、釣り始める。

暗くなるとエサ取りのフグが少なくなり、狙いのメバル、ガシラが出てくる。日によっては、グレ、チヌ、マダイ、ハネ、アコウがくる楽しみがある。

ウキがスーッと大きく入るアタリは、アジのことが多い。この日もウキが大きく動く。エサが長いだけに針に掛かりにくいが、ゆっくりめに合わせると、時々針に掛かる。

19、20cmのアジが合計7尾釣れた。昼間は豆アジだが、夜は少し型がよいアジが釣れる。

さて、本命のメバルとガシラは、20時頃に18cmのメバル。次に同型のガシラ。20時半頃にきたのは21cmの良型メバル。

21時頃、太い青イソメを付けて、スー、スーッと誘いを掛けていると、ウキがスーッと入った。

合わせると、ギューンと大きく走り回る。そのうち、バッシャーとエラ洗いしたので、ハネだと判明。ゆっくりとあしらって取り込んだのは、セイゴの38cmだった。

場荒れしたので、10mほどポイント移動。

新場に入ると、1投目からアタリがきて、リリースサイズのガシラが2、3尾きた。

小さなガシラポイントだったので、また少し場所移動。テトラの少し前方へ、タナを少し深く（約2ヒロ）して入れると、1投目に小さなアタリがあり、20cmのメバルが釣れた。

時間が22時になったので、納竿。キープしたのはメバル3尾、ガシラ1尾、アジ7尾、セイゴ1尾であった。

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