捕獲者に現場で聞いた【ドラゴン攻略法】ヒットパターン&大型タチウオ攻略への3つの船長アドバイスとは?

大阪湾や伊勢湾など、各地で既に開幕している船テンヤタチウオ。

陸っぱりに比べて、型、数ともに狙えますが、中でも「ドラゴン」と呼ばれる120cmオーバーの大型タチウオがゲットできる確率が高まるのも大きな魅力です。

今回は、そのドラゴンにターゲットに絞って、テンヤタチウオ発祥の地、大阪湾へと出撃。大型タチウオ狙いに定評のある泉佐野の上丸に乗船し、ドデカいドラゴンを釣り上げた捕獲者に、そのヒットパターンを、さらにはそのドラゴンをコンスタントに釣らせる船長に、攻略の3つのアドバイスを聞いてきました。

大阪湾・上丸での仕かけ&ヒットパターン

仕かけ

上丸での仕かけは、大阪湾の船テンヤタチウオのオーソドックスなもの。

タックルは専用竿に小型電動リールがオススメ。竿の調子は73、82、91と自分の釣りスタイルに合わせて選ぶとよいです。

テンヤは40号のシングルフック統一で、アシストフックやケミホタルなどは使用禁止。ラインは上丸ではPE3号を推奨していますが、2号も使用可能。

エサは船に使い放題の、マルキユーの軽締めアミノリキッドに漬け込まれたイワシが常備されていますが、サンマなども使用もOK。当日、ドラゴンはイワシで2尾、サンマで1尾が上がりました。

▲上がサンマ、下がイワシ(頭部はカットして使用しました)

当日のドラゴンゲッター3人に聞いた「ドラゴンハントへのアプローチ方法」

この日、船中では3人がそれぞれ1尾ずつの、計3尾のドラゴンを釣り上げました。

しかも、ドラゴンを上げた3人中、2人はタチウオ釣りビギナーでした。

ヒットパターン①

尾なしの状態で115cm、尾があれば135cm以上はあったであろう特大ドラゴンを上げた女性は、シーボーグで速度4のスロー巻きを掛けながら、時おり竿をゆっくり上げ下げする誘いを、底から30m上まで繰り返し。

すると、いきなり穂先がズボっと入って、急に巻けなくなったそうです。

ヒットパターン②

120cmジャストのドラゴンを上げた男性も同じく、スローで巻いているとアタり、巻き続けると追ってきたので、力強い引き込みに合わせたそう。

ヒットパターン③

125.5cmを上げたベテランの女性は、激しい誘いはせずに、底からチョンチョンとソフトにゆっくりと誘い上げてステイ。

底から3、4回繰り返したタナで、カプッとソフトなアタリの後、コツコツと竿先を叩き始め、直後に大きく引き込んだそうです。

上丸船長が語る「ドラゴン攻略の3つのポイント」

①潮カミへキャスト

ドラゴン狙いのポイントは、潮流が速くて複雑故に、オマツリも多発することが多々。それを軽減するために、潮カミへのキャストは必須です。アンダーでできるだけ遠投しましょう。

また、仕かけ投入時は周囲のラインの入りの確認も忘れずに。クロスしそうなら、少し待って投入のタイミングをズラしたり、極力オマツリをさせないようにすることが大事です。

②テンションフォール

100m前後、さらにはそれ以上の水深があり、潮が速くて複雑なポイントなので、慣れないと仕かけの着底が分かりにくいことも多いです。

なので、潮カミへのキャスト後は、必ずテンションを掛けてラインを張りながらフォールさせましょう。

船長曰く「フリーで落としたら、いつまでもラインが出ていくで」。

③しっかり追わせる

タチウオは、フッキングから取り込みまでの間にバラシも多い魚です。

特にドラゴンは引き込みも強烈で、確実に掛けないとバラシに繋がります。アタリがあっても即掛けはせずに、追わせてからしっかりとフッキングさせましょう。

数釣りが楽しめる船のテンヤタチウオでも、ドラゴンクラスとなると、ベテランでもなかなか捕獲は難しく、運にも大きく左右されますが、ヒットパターンや攻略法を頭に入れておけば、その捕獲率は高まります。

今回は3例でしたが、船長のアドバイスを含めて、今後の自身の引き出しの1つにして、ドラゴンにチャレンジしてみてください。

この日のように、ドラゴンハントはビギナーにも十分チャンスはありますよ!

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